【DF】中山 雄太(なかやま ゆうた)/FIFAワールドカップアジア最終予選・SAMURAI BLUEメンバー
茨城県龍ヶ崎市で生まれ、柏レイソルユースから柏レイソルに所属。オランダのエールディヴィジやイングランド2部のEFLチャンピオンシップといった海外での経験を経た後、2024年8月にFC町田ゼルビアへ完全移籍。身長181cmの大型左サイドバックとして、日本代表としても大きな期待を背負っている。FIFAワールドカップカタール2022は怪我で出場できなかったものの、再び代表に定着してアピールを目指す。※イラスト/これ松えむ
輪廓
ポジション:DF
出身:茨城県
生年月日:1997年2月16日
身長/体重:181cm/76kg
所属チーム:柏レイソルU-15→柏レイソルU-18→柏レイソル→PECズヴォレ(オランダ)→ハダースフィールド・タウンFC(イングランド)→FC町田ゼルビア
A代表歴(データ)
出場試合数(先発)/22(12)/得点0
主要職業:U-20 W杯、2021年 東京五輪メンバー、AFCアジアカップ カタール 2023
2013年:U-16日本代表、U-17日本代表
2014年:U-17日本代表
2015年:U-18日本代表
2016年:U-19日本代表 (AFC U-19選手権)
2017年:U-20日本代表(U-20 W杯)
2018年:U-21日本代表
2019年:U-22日本代表
2021年:U-24日本代表(東京五輪メンバー)
以下、A代表として
2019年:日本代表(コパ・アメリカ)
2024年:AFCアジアカップ カタール 2023、FIFAワールドカップ26 アジア最終予選(3次予選)
所属リーグでの実績
柏レイソルU-18に所属していた高校2年生の時に、トップチームに2種登録された。高校3年生になるとユースチームのキャプテンを任され、高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグEASTでクラブ史上初の優勝に導く。
2015年にトップチームへと昇格すると、2016年にはチームのCBとして主力に成長。2017年にはJリーグベストヤングプレーヤー賞と満23歳以下のJリーグ所属選手を対象としたTAG Heuer YOUNG GUNS AWARD・ベストイレブンにも選ばれ、充実したシーズンを過ごした。2019年にはオランダ・エールディヴィジのPECズヴォレへの完全移籍を果たす。
幼い頃からの夢と語っていた海外に初めて挑戦することとなった。同年3月31日の対FCエメン戦に後半37分から途中出場し、海外デビューを飾る。その後徐々に出場機会をつかむと、主力として定着。チームが2部に降格が決まった2022年まで所属し、公式戦84試合に出場した。
その後は、イングランド2部のEFLチャンピオンシップに所属するハダースフィールド・タウンFCに移籍。加入1年目こそコンスタントに試合に出場し、公式戦15試合で2ゴールを挙げるなど活躍を見せていたが、FIFAワールドカップカタール2022を前にアキレスけん断裂の重傷を負う。戦列復帰後は公式戦24試合に出場していたが、左膝側副靱帯を損傷。戦列復帰がかなわないままチームは3部へと降格してしまう。2シーズン合計で39試合に出場し、2ゴールを挙げていたが契約延長は行わず、2024年8月からは、FC町田ゼルビアへの加入が決まった。
日本代表での実績、経歴
2012年の時にU-16日本代表として初招集され、イラン遠征に参加する。ジュビロ磐田U-18に所属していた石田崚真が怪我をしたことによる代わりの招集だった。しかし、それ以降は年代別日本代表の主力として選出され、U-19日本代表ではキャプテンマークも巻いていた。2016年10月に行われたAFC U-19選手権では、準決勝ベトナム戦を除く5試合で先発フル出場を果たす。後にA代表でも共闘する冨安健洋とCBでコンビを組み、全試合無失点での大会優勝に大きく貢献した。
2017年に行われたFIFA U-20ワールドカップでもCBの主力として出場。冨安と共に全試合フル出場を果たす。グループリーグ第2節のウルグアイ戦からはキャプテンマークを巻き、ゲームキャプテンを任された。安定した守備をチームにもたらし、ベスト16入りの原動力となった。2019年6月にはキリンチャレンジカップ2019のメンバーとして、A代表に初選出される。東京2020世代で構成されたコパ・アメリカのメンバーにも選出され、初戦のチリ戦でA代表としてデビューを飾った。2021年の東京2020本戦でも左SBとして全6試合に出場。うち先発は5試合と、チームのベスト4入りに大きく貢献した。翌年のFIFAワールドカップカタール2022でもメンバー26人に選出されていたが、怪我の影響もあり直前で離脱。2023年10月に行われたMIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023のカナダ戦で代表復帰を果たした。
プレー・スタイル
左SBやCB、ボランチを中心に守備的ポジションであればユーティリティな活躍が可能。海外ではCBでの起用が多く、代表では左SBとして重宝されている。運動量よりもタイミングやポジショニングで主導権を握り、チームのバランスを見ながら最適解を導き出せる現代型SBだ。ボランチ経験を活かした後方からの組み立てと精密なクロスで攻撃参加も可能。CBもできるフィジカルの強さで守備にも定評がある。
所属クラブでの出場記録 出場試合数(得点数)
2015年 柏レイソル
リーグ戦:1試合 0得点
カップ戦:1試合 0得点
天皇杯:0試合 0得点
2016年 柏レイソル
リーグ戦:26試合 2得点
カップ戦:4試合 0得点
天皇杯:2試合 0得点
2017年 柏レイソル
リーグ戦:30試合 1得点
カップ戦:4試合 0得点
天皇杯:4試合 0得点
2018年 柏レイソル
リーグ戦:19試合 3得点
カップ戦:3試合 0得点
天皇杯:0試合 0得点
2018-2019シーズン PECズヴォレ(オランダ)
リーグ戦:4試合 0得点
KNVB杯:0試合 0得点
2019-2020シーズン PECズヴォレ(オランダ)
リーグ戦:32試合 2得点
KNVB杯:1試合 0得点
2020-2021シーズン PECズヴォレ(オランダ)
リーグ戦:29試合 得点
KNVB杯:3試合 1得点
2021-2022シーズン PECズヴォレ(オランダ)
リーグ戦:4試合 0得点
KNVB杯:0試合 0得点
2022-2023シーズン ハダースフィールド(イングランド)
リーグ戦:4試合 0得点
F L杯:1試合 0得点
2023-2024シーズン ハダースフィールド(イングランド)
リーグ戦:23試合 0得点
FL杯:1試合 0得点
獲得タイトル
2017年:Jリーグベストヤングプレーヤー賞
↓他のメンバーはこちらからチェック↓
https://king-gear.com/feature_articles/176
Illustration by これ松えむ
※記事内の情報は執筆時点の情報です