スペインで奮闘する田中陽子 Vol.2:サッカーと仕事を両立していたノジマでの生活
今夏にスペイン女子1部リーグのスポルティング・ウエルバに移籍した田中陽子選手。9月に開幕したリーグ戦では開幕戦から出場し奮闘している。海外移籍を決めた理由やスパイクへのこだわりなど多岐に渡り聞かせて頂いた。
小池菊池
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2019/11/08
Vol.1從這裡開始
――今は万全のコンディションということで良かったです。日本代表には2013年から離れていますが、代表への想いを聞かせてください。代表に選ばれるために海外へ行くということもあるんですか?
田中:代表に選ばれるためにという訳じゃないですが、海外に行って活躍することで選ばれなかったらおかしいと思うので、そういう状況を自分で作りに行きます。
ただそこまで深くは考えていないです。代表は自分が成長していく中で選ばれたら嬉しいですし、そこで皆さんから応援されて、こちらからも何かしら返せたら、凄く嬉しいことです。
でも日本代表に選ばれることが第一目的ではなく、自分が上手くなり、強くなって成長して世界1を目指す上で選ばれたら嬉しいなと思います。
――日本代表だとお客さんもたくさん入るじゃないですか。プレーしている選手からしたらどんな心境なんですか?
田中:代表の試合は責任と重圧はありますが、応援は凄いし、やっていて楽しいです。日本中が応援してくれる中でプレーできて結果が出たら嬉しいし、反対に出せないときついですよね。
――普段のなでしこリーグとは違う環境だと思いますが緊張は?
田中:そんなに緊張しないですよ。11人の仲間がピッチにいますし、相手を含めると22人いるので、いつもと変わりません。逆に嬉しいですし、やりがいがあります
――アメリカ代表のようなフィジカルが強い選手と戦う時に、工夫してることなどありますか?
田中:細かい動きはこちらの方が得意なんで、強みを生かすことと、大きい動きや強さなどの相手の特徴を出させないようにするしかないですよね。
――クイックネスを生かしていくと共に強みを出させないことが重要ですね。スペインリーグはどんな状況ですか?
田中:スペインのチームは午前中の練習なども多いので、おそらく働きながらプレーしている選手はあまりいないと思います。今回、私はプロ契約でサッカーだけで行く形です。
――アイナックではどういう契約だったんですか?
田中:会社員契約ですが、サッカーだけをやってたので、ほぼプロのような形でした。ノジマでは、午前中に仕事で午後に練習でした。
――ノジマでの4年半は、午前中の仕事はどんなことをしていましたか?
田中:はじめの2年間は人事採用グループに所属し、電話を取ったり、契約書を作ったり、面接の設定などもしていました。
その後の2年半はクラブのフロントスタッフに入って、営業担当と一緒にパートナースポンサーさんのもとへ行ったり、サッカー教室をしたりと地域貢献活動などもしていました。
パソコンも詳しくはないですけど、おかげさまで一通りは出来るようになりました。
――仕事とサッカーの両立で、大変なこともあったと思いますが、得たものもたくさんあったんですね。
田中:ありました。時間配分的にもちょうど良かったです。後半の2年半は営業担当とスポンサーさんのもとへ伺い、喜んで頂いたこともありました。
スーツを着て「こんにちは。お世話になってます」という挨拶から話をしていました。メリハリのある生活が出来ていたんです。
――スペインでは午前中に練習して、午後はフリーなので筋トレをしたり、身体のケアなどに時間がかけれるということですね。そういえばスペイン語はできるんですか?
田中:今勉強中です(笑)でも、楽しいでし面白いですよ。
――いつごろから勉強し始めたんですか?
田中:ここ数ヶ月前なんで、もっとやらないとやばいです。
ーー言葉もすごく大事ですが、サッカーで認められたら自然とボールも集まり、話しかけられますよね。海外に行くにあたり、筋トレに力をいれていますか?
田中:海外に行く為では無いですが、身体がきつかった経緯もあって、ちゃんと身体を使えるようにというトレーニングをやってきました。
そしたらプレーも良くなってきました。ガチガチと重さを上げるのではなくて、身体のコーディネーショントレーニングをして、身体をうまく使えるように、機能を最大限に発揮できるようにしました。
プロになってから、今一番コンディションが上がっていて、何の不安もありません。
繼續閱讀Vol.3
照片:Kikuchi Kohei
――今は万全のコンディションということで良かったです。日本代表には2013年から離れていますが、代表への想いを聞かせてください。代表に選ばれるために海外へ行くということもあるんですか?
田中:代表に選ばれるためにという訳じゃないですが、海外に行って活躍することで選ばれなかったらおかしいと思うので、そういう状況を自分で作りに行きます。
ただそこまで深くは考えていないです。代表は自分が成長していく中で選ばれたら嬉しいですし、そこで皆さんから応援されて、こちらからも何かしら返せたら、凄く嬉しいことです。
でも日本代表に選ばれることが第一目的ではなく、自分が上手くなり、強くなって成長して世界1を目指す上で選ばれたら嬉しいなと思います。
――日本代表だとお客さんもたくさん入るじゃないですか。プレーしている選手からしたらどんな心境なんですか?
田中:代表の試合は責任と重圧はありますが、応援は凄いし、やっていて楽しいです。日本中が応援してくれる中でプレーできて結果が出たら嬉しいし、反対に出せないときついですよね。
――普段のなでしこリーグとは違う環境だと思いますが緊張は?
田中:そんなに緊張しないですよ。11人の仲間がピッチにいますし、相手を含めると22人いるので、いつもと変わりません。逆に嬉しいですし、やりがいがあります
――アメリカ代表のようなフィジカルが強い選手と戦う時に、工夫してることなどありますか?
田中:細かい動きはこちらの方が得意なんで、強みを生かすことと、大きい動きや強さなどの相手の特徴を出させないようにするしかないですよね。
――クイックネスを生かしていくと共に強みを出させないことが重要ですね。スペインリーグはどんな状況ですか?
田中:スペインのチームは午前中の練習なども多いので、おそらく働きながらプレーしている選手はあまりいないと思います。今回、私はプロ契約でサッカーだけで行く形です。
――アイナックではどういう契約だったんですか?
田中:会社員契約ですが、サッカーだけをやってたので、ほぼプロのような形でした。ノジマでは、午前中に仕事で午後に練習でした。
――ノジマでの4年半は、午前中の仕事はどんなことをしていましたか?
田中:はじめの2年間は人事採用グループに所属し、電話を取ったり、契約書を作ったり、面接の設定などもしていました。
その後の2年半はクラブのフロントスタッフに入って、営業担当と一緒にパートナースポンサーさんのもとへ行ったり、サッカー教室をしたりと地域貢献活動などもしていました。
パソコンも詳しくはないですけど、おかげさまで一通りは出来るようになりました。
――仕事とサッカーの両立で、大変なこともあったと思いますが、得たものもたくさんあったんですね。
田中:ありました。時間配分的にもちょうど良かったです。後半の2年半は営業担当とスポンサーさんのもとへ伺い、喜んで頂いたこともありました。
スーツを着て「こんにちは。お世話になってます」という挨拶から話をしていました。メリハリのある生活が出来ていたんです。
――スペインでは午前中に練習して、午後はフリーなので筋トレをしたり、身体のケアなどに時間がかけれるということですね。そういえばスペイン語はできるんですか?
田中:今勉強中です(笑)でも、楽しいでし面白いですよ。
――いつごろから勉強し始めたんですか?
田中:ここ数ヶ月前なんで、もっとやらないとやばいです。
ーー言葉もすごく大事ですが、サッカーで認められたら自然とボールも集まり、話しかけられますよね。海外に行くにあたり、筋トレに力をいれていますか?
田中:海外に行く為では無いですが、身体がきつかった経緯もあって、ちゃんと身体を使えるようにというトレーニングをやってきました。
そしたらプレーも良くなってきました。ガチガチと重さを上げるのではなくて、身体のコーディネーショントレーニングをして、身体をうまく使えるように、機能を最大限に発揮できるようにしました。
プロになってから、今一番コンディションが上がっていて、何の不安もありません。
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照片:Kikuchi Kohei