一個“足壇巨星”連接著“球迷”和“運動員”。伊涅斯塔被任命為體育專用 SNS“KIZUNA”的官方大使

KIZUNAはアスリートとファンをつなぐSNSサービスで、2016年から活動を開始。従来型のSNSの不特定多数への情報拡散を目的とした発信ではなく、画像・映像・試合解説など公式非公式を含めた情報を提供することで、「アスリート」から「ファン」へメッセージを伝えることを大切にしているサービスだ。

さらに、月額制の“サポーターズクラブ”および広告による収益をアスリートの生活経済基盤を作ることに貢献していく内容にもなっている。

また、『イニエスタ×KIZUNAアスリートの輪』プロジェクトの発足も同時に発表。イニエスタが「ファンを大切にすること」に賛同する国内外の親しいアスリートに、「KIZUNA」を紹介するという形で“アスリートの輪”を作っていく。

その選ばれたアスリートは「KIZUNA」を利用してスポーツの素晴らしさを伝え、そこで得た収益を元ブラジル代表MFエジミウソンが設立した慈善団体「エジミウソン財団」を通じて、恵まれない子供たちにサッカーができる機会を創出するために寄付するという。

アンバサダーは今回のイニエスタのほか、元F1総合王者のジェンソン・バトンや、2017年世界陸上銅メダリストの藤光謙司も務めている。

また、ゲストとしてJリーグ名誉マネージャーの佐藤美希も登壇。アンバサダー就任祝いにイニエスタに花束を渡すと、「今日はお会いできて嬉しく思います。イニエスタ選手が昨年Jリーグに来られて、何度か生のプレーが見たいと思い、プライベートでスタジアムに行ってたんですけど、残念ながら見られず…。でも、その時たまたまイニエスタ選手のモノマネをしている芸人さんがいらっしゃって、それも嬉しかったんですけど…（笑）」と残念な表情を浮かべながら試合観戦時のエピソードを語った。

続けて「サッカー人生の中で嬉しかったこと、悔しかったこと」を問うと、イニエスタは「まだ現役でプレーできていて、これからも素晴らしい体験をできると思うが、一つ選ぶとしたらプロデビュー戦。サッカー選手として夢を叶えられた日です。一番悔しかったのは、一つではないですが、怪我をした時ですね。プレーができずにリハビリをする大変さを痛感しました」と自身のサッカー人生を振り返った。

最後に“サトミキ”は「毎試合のように、見てる方も本当にわくわくするプレーをしていただいた。これからも見させていただきたいですし、ご自身のアカウントで情報発信をしていただけるので、ファンやサポーターにとっても楽しみ。ぜひ頑張ってほしい」とエールを送った。

記者会見後のフォトセッションでは、佐藤美希とOceans株式会社の代表取締役・堀主知ローバート氏とSNS用に記念写真を撮るなど、サービス精神旺盛な一面も見せたイニエスタ。

今後はアプリ内だけではなく、ファンと実際に交流するイベントも企画しているという。

サッカー界が誇るスーパースターが、今後、KIZUNAアプリを通じてどのような情報を発信していくのか。そしてイニエスタを中心に、世界各国からどんなアスリートが集結し、スポーツを愛するファンと交流を深めていくのか。彼の一挙手一投足から目が離せない。

【アンドレス イニエスタ】

1984年生まれ、スペイン・フエンテアルビージャ出身。12歳でFCバルセロナの下部組織に加入以来、FCバルセロナで22年間を過ごし、2015年からはキャプテンに就任。リーガ・エスパニョーラ制覇9回。

スペイン代表としては欧州選手権を 2 度制覇し、 2010FIFAワールドカ

ップ 南アフリカ大会では決勝点を挙げ、スペインの初優勝に貢献。2018年よりJリーグ、ヴィッセル神戸に加入。