佐藤寿人氏をゲストに迎え、TRE2030がクリニック開催!ストライカーの真髄が明らかに…
元Jリーガーの長谷川太郎氏が主催するストライカーを育成することを目的としたTRE2030プロジェクトが7月18日、昨シーズン限りで現役を退いた元サッカー日本代表FWの佐藤寿人氏をゲストに迎え、「佐藤寿人×TRE2030 SPECIALストライカークリニック」を開催した。
白鳥淳一
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2021/08/15
これまでもストライカーを育成することを目的にしたスクールや、大物ストライカーをゲストに迎えたイベントを実施してきたTRE2030。
今回は元サッカー日本代表で、Jリーグ通算得点歴代1位の記録を持つ佐藤寿人氏を迎え、「育成年代の選手達が身につけておくべきストライカーの基礎」をテーマに、小学生に向けたクリニックを開催した。
小学生を対象にした90分間に及ぶ特別クリニックは、低学年向けと高学年向けの2回にわたって行われた。
この日のクリニックは、無人のゴールに向けたシュート練習から始められた。
参加した子供達が5本のシュート練習を終えると、参加した子供達に「何本決められたか?」を尋ねた佐藤寿人さん。「プロ選手でも、シュート練習で5本中で3本くらいしか入れられないこともあるが、練習で決定力のない選手は、徐々に試合に出場する機会が減ってしまうことが多かった。ミスを成功に繋げる方法を考え、努力を続けていくことが大切」と、子供達にエールを送った。
「ゴール前で、ボールを正しくミートさせる」練習に励む子供達。佐藤寿人さんは、「ボールをきちんと受け、ミートさせられる技術がゴールを奪うためには必要」と、その重要性を語った。
参加者一人一人に対して、熱心に指導する佐藤寿人さん。子供たちの眼差しは、真剣そのものだ。
ゴールを決めるためには、「自分自身の正面にあるスペースの使い方が大切だ」と語る佐藤寿人さんと、その話に聞き入る子供達。
は、キャスパー・ユンカー(浦和)選手など、上手なスペースの使い方をしている選手の実例を挙げながら、子供達に語りかける佐藤さんの姿が印象的だった。
続けてミニハードルを飛び、1回転した後で、シュートを放つ練習に励む参加者たち。「どんな状況でもきちんとボールを受け、シュートを放てるように」という狙いもあって、なかには収まりにくいボールも蹴り込まれていたが、それぞれが苦労や工夫を重ねながら、シュートを放ち、ゴールにつなげていた。
「ゴール前で、自分自身の正面のスペースをどのように確保するか」について熱弁する佐藤寿人さん。
「自分の前にあるスペースの使い方が、ゴールを奪う鍵になる」と語る佐藤さん。その指導にも熱が入る。
練習を終えた後は、TREのコーチ陣と子供達によるミニゲームも行われた。佐藤さん、長谷川さんなど元プロ選手が揃う相手にも、まったく怯むことなくボールを奪いにいく子供たちの積極性が目立った。
佐藤:参加された皆さんの「サッカーが上手くなりたい」という強い気持ちが伝わってくるイベントでした。
昨年引退するまでに、Jリーグで220ものゴールを決めてきましたが、その一方で、700本くらいのシュートを打ち、外してきています。 もし、シュートを外してしまっても、「1つミスを次のゴールに繋げる」という意識を持ちながら、練習を続けていってほしいです。
今日の練習だけでは、すぐ上手くはならないと思いますが、少しづつ積み重ねて行くことが大切。 今度、また僕と会った時に「この間よりも上手くなった」と言ってもらえるように頑張ってください。
上手くできた人、そうでない人。さまざまな感想を持っていることと思いますが、僕らコーチ陣が答えを与えるのではなく、皆さん自身が考えながら、自分なりの答えを導き出すことが大切です 。
ーー佐藤寿人さんにコーチをご依頼された理由を教えてください。
長谷川:J1歴代通算1位の得点感覚はもちろん、チャレンジすることの大切さやメンタル面についても子供達に伝えてもらいたいと思い、お声がけをさせていただきました。
ーー佐藤寿人さんの的確なアドバイスが、とても印象に残るセミナーでしたね?
長谷川:とても分かりやすい指導は、子供たちだけではなく、私どもにとっても大きな学びとなりました。 子供達に寄り添った指導をして下さり、とても嬉しかったです。 きっと子供達はあのデモンストレーションを一生忘れないでしょう。
クリニックを通じて、「ゴールを決める為には、1つ1つこだわりを持ちながら失敗と成功を重ねることが大切だ」ということを学んでもらえたら嬉しく思います。
ーーセミナーから3週間ほど経過しましたが、普段指導されている子供達の動きに、変化はありましたか?
長谷川:「シュートを打つ際の準備、ミートすることの大切さ、そして何よりゴールへの意識がより高まったと感じています。 改めて、寿人くんに感謝の想いを伝えたいですね。
今回は元サッカー日本代表で、Jリーグ通算得点歴代1位の記録を持つ佐藤寿人氏を迎え、「育成年代の選手達が身につけておくべきストライカーの基礎」をテーマに、小学生に向けたクリニックを開催した。
小学生を対象にした90分間に及ぶ特別クリニックは、低学年向けと高学年向けの2回にわたって行われた。
この日のクリニックは、無人のゴールに向けたシュート練習から始められた。
参加した子供達が5本のシュート練習を終えると、参加した子供達に「何本決められたか?」を尋ねた佐藤寿人さん。「プロ選手でも、シュート練習で5本中で3本くらいしか入れられないこともあるが、練習で決定力のない選手は、徐々に試合に出場する機会が減ってしまうことが多かった。ミスを成功に繋げる方法を考え、努力を続けていくことが大切」と、子供達にエールを送った。
「ゴール前で、ボールを正しくミートさせる」練習に励む子供達。佐藤寿人さんは、「ボールをきちんと受け、ミートさせられる技術がゴールを奪うためには必要」と、その重要性を語った。
参加者一人一人に対して、熱心に指導する佐藤寿人さん。子供たちの眼差しは、真剣そのものだ。
ゴールを決めるためには、「自分自身の正面にあるスペースの使い方が大切だ」と語る佐藤寿人さんと、その話に聞き入る子供達。
は、キャスパー・ユンカー(浦和)選手など、上手なスペースの使い方をしている選手の実例を挙げながら、子供達に語りかける佐藤さんの姿が印象的だった。
続けてミニハードルを飛び、1回転した後で、シュートを放つ練習に励む参加者たち。「どんな状況でもきちんとボールを受け、シュートを放てるように」という狙いもあって、なかには収まりにくいボールも蹴り込まれていたが、それぞれが苦労や工夫を重ねながら、シュートを放ち、ゴールにつなげていた。
「ゴール前で、自分自身の正面のスペースをどのように確保するか」について熱弁する佐藤寿人さん。
「自分の前にあるスペースの使い方が、ゴールを奪う鍵になる」と語る佐藤さん。その指導にも熱が入る。
練習を終えた後は、TREのコーチ陣と子供達によるミニゲームも行われた。佐藤さん、長谷川さんなど元プロ選手が揃う相手にも、まったく怯むことなくボールを奪いにいく子供たちの積極性が目立った。
佐藤:参加された皆さんの「サッカーが上手くなりたい」という強い気持ちが伝わってくるイベントでした。
昨年引退するまでに、Jリーグで220ものゴールを決めてきましたが、その一方で、700本くらいのシュートを打ち、外してきています。 もし、シュートを外してしまっても、「1つミスを次のゴールに繋げる」という意識を持ちながら、練習を続けていってほしいです。
今日の練習だけでは、すぐ上手くはならないと思いますが、少しづつ積み重ねて行くことが大切。 今度、また僕と会った時に「この間よりも上手くなった」と言ってもらえるように頑張ってください。
上手くできた人、そうでない人。さまざまな感想を持っていることと思いますが、僕らコーチ陣が答えを与えるのではなく、皆さん自身が考えながら、自分なりの答えを導き出すことが大切です 。
ーー佐藤寿人さんにコーチをご依頼された理由を教えてください。
長谷川:J1歴代通算1位の得点感覚はもちろん、チャレンジすることの大切さやメンタル面についても子供達に伝えてもらいたいと思い、お声がけをさせていただきました。
ーー佐藤寿人さんの的確なアドバイスが、とても印象に残るセミナーでしたね?
長谷川:とても分かりやすい指導は、子供たちだけではなく、私どもにとっても大きな学びとなりました。 子供達に寄り添った指導をして下さり、とても嬉しかったです。 きっと子供達はあのデモンストレーションを一生忘れないでしょう。
クリニックを通じて、「ゴールを決める為には、1つ1つこだわりを持ちながら失敗と成功を重ねることが大切だ」ということを学んでもらえたら嬉しく思います。
ーーセミナーから3週間ほど経過しましたが、普段指導されている子供達の動きに、変化はありましたか?
長谷川:「シュートを打つ際の準備、ミートすることの大切さ、そして何よりゴールへの意識がより高まったと感じています。 改めて、寿人くんに感謝の想いを伝えたいですね。
【採訪合作】
ゴールの教科書(映像撮影・編集:Stack Trust代表の渡邉健雄さん)