【解説】初オリンピックで金メダル “スケートボード女子ストリート”金メダル 吉沢恋
コンコルド広場で行われたスケートボード女子ストリート決勝で、オリンピック初出場の吉沢恋選手がベストトリックで今大会最高得点となる96.49点を記録し、優勝を果たした。※トップ画像出典/Getty Images
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予選で第2組に入った吉沢選手は、パーク内を45秒間自由に滑走するランを2本と、シングルトリックを競うベストトリックを5本の合計得点で争われる本種目にていずれも高得点を叩き出し、首位で決勝進出を決めた。決勝でも吉沢選手はランで89.26点の高得点を記録し、暫定2位でベストトリックの演技に進む。ベストトリックでは、4本目に今大会最高得点の96.49点をマークし首位に浮上。最終5本目でも抜かれることはなく、そのまま優勝を決めた。
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銀メダルには赤間凛音選手が輝き、日本勢ワンツーフィニッシュの快挙となった。銅メダルは、東京2020で銀メダルだったライッサ・レアウ選手が獲得。東京2020銅メダリストの中山楓奈選手は7位で戦いを終えた。
<五輪での戦績>
予選:1位通過(スコア:258.92点)
決勝:1位(スコア:272.75点)
<概要>
2009年9月22日、神奈川県で生まれた吉沢選手は、兄の影響で7歳でスケートボードを始める。東京2020のスケボー女子パークに出場した西矢椛選手の「ビッグスピンボード」見て、小学5年生の自分が普段公園で飛んでいる技と同じだと気づいたことから、「自分にもできるかも」と思い、本格的に競技への挑戦を始めた。
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2021年の日本選手権では5位、2022年の日本オープンでは8位と徐々に力をつけ、日本代表として海外デビューを果たすことに。2022年にローマで行われたパリオリンピック予選シリーズでは6位に入った。2023年に入ると、アップライジング東京で2位に輝くなど数々の大会で上位入賞を果たし、世界ランキングトップ10入りを果たしている。