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【NPB】楽天・宗山、ホークス・有原、日ハム・山崎、注目選手たちの活躍が続々!日本プロ野球オープン戦(3/4~3/6)

各チームの注目選手たちが順調な仕上がりを見せている。今年のゴールデンルーキー、楽天イーグルスの宗山塁選手や福岡ソフトバンクホークスのベテラン・有原航平投手、2刀流起用が注目を集める山﨑福也投手がDHで出場した試合にフォーカスし、振り返っていく。

圖標kinggear圖標KING GEAR編集部 | 2025/03/10

3月4日オープン戦 試合結果

横浜DeNAベイスターズ 5 - 2 千葉ロッテマリーンズ(横浜スタジアム)

勝ち投手 松本凌人投手(1勝0敗)
負け投手 坂本光士郎投手(0勝1敗)

オリックス・バファローズ 2 - 13 東北楽天ゴールデンイーグルス(京セラドーム大阪)

勝ち投手 藤井聖投手(1勝1敗)
負け投手 アンダーソン・エスピノーザ投手(0勝1敗)

阪神タイガース ※雨天中止※中日ドラゴンズ(甲子園)

福岡ソフトバンクホークス 3 - 4 東京ヤクルトスワローズ(みずほPayPayドーム福岡)

勝ち投手 下川隼佑投手(1勝0敗)
負け投手 ダーウィンゾン・ヘルナンデス投手(0勝1敗)

ルーキー宗山が2安打3打点の活躍!チームも13得点と大勝!

まずは4日に開催されたオリックス対楽天の試合。この日2番遊撃手で先発出場した楽天の宗山は、2024年ドラフト1位のルーキー。明治大学時代は大学ナンバーワン遊撃手として呼び声高く、楽天に入団後もルーキーながら1軍キャンプに帯同した。オープン戦にもコンスタントに出場し結果を残している。
5回楽天の攻撃、先頭バッターの村林一輝選手がフォアボールで出塁。2アウト後に1番二塁手で出場の小深田大翔選手がライト前タイムリーヒットを打って1塁走者が生還。そしてここで2番宗山。2塁にランナーを置いた状態でライト前タイムリーヒットを放ち、見事追加点を奪った。
6回の攻撃でも、1アウトランナー1・2塁から1番小深田2番宗山の連続タイムリーヒットで得点を重ねるなど打撃での活躍が目覚ましい。オープン戦3割を超える打率を残す(3月4日現在)宗山は開幕レギュラーに向け視界良好のようだ。
チームも16安打13得点と大勝。宗山というフレッシュな戦力を迎えた今年の楽天は、一味違うかもしれない。
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宗山塁選手(撮影/白鳥純一)

3月5日オープン戦 試合結果

北海道日本ハムファイターズ 3 - 2 埼玉西武ライオンズ(エスコンフィールドHOKKAIDO)

勝ち投手 金村尚真投手(1勝0敗)
負け投手 隅田知一郎投手(0勝1敗)

横浜DeNAベイスターズ 3 - 3 広島東洋カープ(横浜スタジアム)

オリックス・バファローズ 2 - 5 東北楽天ゴールデンイーグルス(京セラドーム大阪)

勝ち投手 津留﨑大成投手(1勝1敗)
負け投手 博志投手(0勝1敗)

阪神タイガース 4 - 7 中日ドラゴンズ(甲子園)

勝ち投手 涌井秀章投手(1勝0敗)
負け投手 ジョン・デュプランティエ投手(0勝1敗)

福岡ソフトバンクホークス 3 - 1 東京ヤクルトスワローズ(みずほPayPayドーム福岡)

勝ち投手 田浦文丸投手(1勝0敗)
負け投手 マイク・バウマン投手(0勝1敗)

ベテラン有原が順調な仕上がり。打撃も好調でリーグ2連覇へ死角なし!

みずほPayPayドーム福岡で開催されたホークスとヤクルトのオープン戦。ホークス有原、ヤクルト高梨裕稔投手の両先発で始まった試合。
有原は3回打者11人に対し被安打3本、奪三振2、自責点0。高梨は4回打者13人に対し被安打1本、奪三振4、自責点0と2人とも完璧な投球で順調な仕上がりをアピール。両チーム継投の投手も好投し、0対0でゲームは終盤戦へ。すると7回、ヤクルトの6番澤井廉選手のところで代打に濱田太貴選手。ホークス田浦からレフトへ貴重なソロホームランを放ち先制。ついに試合が動いた。だがその裏ホークスがすぐさま反撃に出る。3番近藤健介選手が、この回から代わったバウマンからセンターヒットを放つと、4番山川穂高選手が左中間へタイムリーツーベースヒット、5番栗原陵矢選手も左中間へタイムリーツーベースヒットを放ち鮮やかに逆転。この回、もう1点追加したホークスがヤクルト打線を抑え勝利を収めた。投打において、活躍するべき人がしっかり活躍したホークスの強さは今年も健在のようだ。

3月6日オープン戦 試合結果

北海道日本ハムファイターズ 3 - 2 埼玉西武ライオンズ(エスコンフィールドHOKKAIDO)

勝ち投手 福島蓮投手(1勝0敗)
負け投手 與座海人投手(0勝1敗)

千葉ロッテマリーンズ 4 - 0 広島東洋カープ(ZOZOマリンスタジアム)

勝ち投手 田中晴也投手(1勝0敗)
負け投手 松本竜也投手(0勝1敗)

令和の2刀流!北海道日本ハムファイターズ山崎が指名打者で1安打の活躍!

エスコンフィールドHOKKAIDOで行われた日ハムと西武の対戦。日ハムの先発は4年目の福島。4回を投げ1安打4奪三振と順調な調整をアピールし開幕ローテーションの一角を狙う。この試合で注目すべきは日ハムの山崎。本来は投手登録の山崎、前日の試合では3回を投げている。登板翌日のこの試合は、なんと3番DHでスタメン出場した。1回裏ノーアウト1・3塁のチャンスで打席に立つ山﨑。結果は1ストライクからの2球目外角高めをショートゴロ。併殺の間に1点が入り、最低限の仕事をしてみせた。2打席目は3回裏の攻撃。2番清宮幸太郎選手が特大のホームランをライトスタンドに叩き込んだ直後、カウント1ボール2ストライクからの4球目、西武與座の外角高めのストレートを力強く打ち返しショートへの内野安打となった。もともと打撃センスのある山崎。2刀流での起用が現実味を帯びてきた。
オープン戦もまだまだ序盤、普段と違う守備位置や打順でのチャレンジ的な起用などもあり見逃せない試合が続く。

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