朝倉未来が語る「BreakingDown12」の全貌と今後の展望
6月2日、立川立飛アリーナで『SILK THE RICH presents BreakingDown12』が開催された。大会終了後には、朝倉未来CEOとメインイベントでスダリオ剛に勝利を収めた安保瑠輝也が囲み取材に応じ、大会を振り返った。
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ブレイキングダウンは、素人のケンカ自慢が集まり、1分間(延長あり)で最強を決める大会だ。『SILK THE RICH presents BreakingDown12』のメインイベントでは、元K-1王者の安保瑠輝也とRIZINヘビー級に出場するスダリオ剛が対戦し、安保が44キロの体重差を乗り越えて判定勝ちを収めた。そのほかにも、ブレイキングダウン常連の瓜田純士やこめお、昨年ジャニー喜多川氏の性加害を告発したカウアン・オカモトなどが参加し、全23試合が目まぐるしく行われた。
朝倉未来と安保瑠輝也が語る!BreakingDown12の舞台裏
写真/山本修平
大会終了後、朝倉未来CEOと安保瑠輝也が囲み取材に登場し、今大会を赤裸々に振り返った。
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安保は「気持ちとしては倒したかったなあ」と述べ、次の挑戦については「今は悔しい気持ちが強い」と心情を明かした。「みんな『体重差が危ない』『安保は死ぬぞ』と言われたが、本心として倒してやる気持ちが100%だった。それが達成できなかった悔しさがある」と語り、試合への強い思いを見せた。
朝倉未来CEOは「注目度が高かった中での勝利は素晴らしい」と称賛し、「次はRIZINですか?」との質問に対して安保が「引退するかもしれないです(笑)」と冗談を交えた場面も。未来は「KOしていたらスペシャルボーナスを出していた」と明かし、安保の健闘をたたえた。
井原良太郎、延長判定で初防衛成功
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メイン試合の次に盛り上がりを見せたのが、第22試合、バンタム級タイトルマッチ(キックルール 61kg以下)だろう。試合は、王者の井原良太郎が延長判定5-0で挑戦者の冨澤大智を下し、初防衛に成功した。
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井原良太郎は、BDバンタム級トーナメントで大活躍し、決勝では優勝候補である空手世界王者ダンチメン・あつきを9秒でKOして優勝を飾った実力者。一方、冨澤大智はBDバンタム級のエースとして活躍し、昨年は3連続KO勝利を収め、大晦日にはRIZINに参戦したが、篠塚辰樹とのOFGのキックルールで判定負けを喫していた。
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試合は、冨澤が強い圧力で前進し、井原はケージを背にしながらも応戦する展開となった。井原は前に出ると左右フックを連打し、冨澤を大きくぐらつかせた。しかし終盤にかけて冨澤が反撃に転じ、パンチ連打で井原を襲った。
判定はジャッジ全員がドローとし、試合は延長戦へ突入した。
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延長ラウンドでは、至近距離でのパンチの打ち合いが繰り広げられた。井原の強烈な右ストレートで冨澤がダウンする場面もあったが、レフェリーはダウンを取らず。立ち上がった冨澤は果敢に攻め続けたが、井原のフルスイングのパンチが冨澤を再び襲った。
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最終的に、延長判定でジャッジ5名全員が井原を支持し、井原がタイトルを防衛した。
試合後、井原は号泣しながら勝利マイクを握り、「オレが負けると言ったやつ、ばーか!」と叫び、「良い殴りだったでしょ。冨澤だったから盛り上がった」と感謝の気持ちを述べた。
大会を総括する朝倉未来
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朝倉未来は大会を総括し、「期待以上の試合が多かった。BreakingDown10と11では運営に任せきりだったが、今回はオーディションの企画から関わらせてもらい、手応えを感じた」と満足感を表した。特にメインイベントの安保瑠輝也vsスダリオ剛の試合については、「こういうビッグカードを今後も取り入れていきたい」と述べ、選手にとっても大きなメリットがあると強調した。
今大会の成功を受けて、「次回のBreakingDown13も飽きないように面白い企画を考えている」と明かし、ファンの期待を一層高めた。
安保瑠輝也の今後の挑戦
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取材中、安保瑠輝也は今後の挑戦についても語った。「MMAをやっていきたい気持ちもあるが、キックボクシングにしっかりケジメをつけたい」と述べ、将来的には海人選手との対戦を希望する意欲を示した。「パッキャオとやりたい」と冗談を交えながらも、さらなる高みを目指す姿勢が印象的だった。
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また、安保は「今回の試合で体重差の壁を実感したが、それでもファンの期待に応える試合をしたい」と意欲を見せた。朝倉未来も「安保の強さと成長に期待している」と激励した。
BreakingDown12の成功と今後の展望
BreakingDown12は、多くの見どころと共に大成功を収め、ファンや関係者から高い評価を受けた。
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朝倉未来が注目された試合の一つ、【RIZINファイター】YUSHIvs.ジョリー【安保瑠輝也の愛弟子】の一戦についても言及。ジョリーがわずか45秒で勝利したその試合内容について、「組みでも打撃でも圧倒する勝ち方をした」と絶賛し、今後の展開に期待を寄せた。
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さらに、井原良太郎が篠塚辰樹に対して「ベア・ナックルでもいいからやり返したい」とリベンジを熱望していることにも触れ、「3vs3の対抗戦は盛り上がる」と、対抗戦への意欲を示した。
撮影:山本修平
BreakingDown12は、多くの見どころとともに成功を収め、次回大会への期待を高める内容となった。今後も、ファンや選手にとって魅力的な舞台を提供し続けることが期待される。