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【解説】最後まで諦めずに勝ち取ったメダル “柔道女子57kg級”銅メダル 舟久保遥香

現地時間7月29日に柔道女子57kg級の3位決定戦が行われ、舟久保遥香がブラジルのラファエラ・シウバに競り勝って銅メダルを決めた。※トップ画像出典/Getty Images

圖標kinggear圖標KING GEAR編集部 | 2024/08/22

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出典/Getty Images

オリンピック初出場の舟久保は、初戦の2回戦でイタリアのベロニカ・トニオロ、3回戦でウクライナのダリア・ビロディドを破り勢いに乗るが、準々決勝でフランス代表のサラ・レオニー・シジクに敗れ、敗者復活戦に回っていた。

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敗者復活戦ではセルビアのマリツァ・ペリシッチに横四方固めで一本勝ちして3位決定戦へ。メダル獲得を賭けた一戦は、両者なかなかポイントを譲らない互角の展開に。するとゴールデンスコア5分6秒、シウバにヘッドダイビングの判定が下され、舟久保が反則勝ちで3位に輝いた。

<パリ五輪戦績>

2回戦:ベロニカ・トニオロ/○1-0 大外刈り(技あり)
準々決勝:サラ・レオニー・シジク/●0-10 
敗者復活戦:マリツァ・ペリシッチ/○10-0 横四方固め(一本)
3位決定戦:ラファエラ・シウバ/○10-0 (一本)
3回戦:ダリア・ビロディド/○10-0 (一本)

<概要>
舟久保は1998年、山梨県出身。6歳で柔道を始めると、富士学苑中学・高等学校に進学。中高時代は、男子90kg級の代表選手だった矢嵜雄大と、矢嵜の妻で女子57kg級の代表選手だった矢嵜仙子から指導を受けた。シニアの大会にデビューしたのは高校時代で、3年次のヨーロッパオープン・ソフィアでは全試合一本勝ち。初めて出場したシニアの国際大会で優勝を果たした。

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2023年、2大会連続で世界選手権2位になったことなどで活躍が評価され、8月にパリ五輪代表に内定。得意技は独自の寝技である“舟久保固め”。