
ロッテが逆転勝利で開幕3連勝!ソフトバンク上沢は移籍後、初勝利ならず…
前日に行われた開幕第2戦は、ロッテが延長の末に接戦を制した。昨季のパ・リーグ王者がまさかの開幕2連敗。そして迎えた開幕カード第3戦。なんとしても3連敗は避けたいソフトバンクは、メジャーから帰ってきた上沢直之。一方3連勝を狙うロッテは、昨季は途中ケガで離脱するも自身初の規定投球回に到達した種市篤暉が先発。序盤から試合が動いたソフトバンク vs ロッテ(みずほPayPayドーム福岡)の第3戦をハイライトでお届けする。※トップ画像出典/Pixabay(トップ画像はイメージです)

ロッテのエラーからソフトバンクが先制!
3/30に行われたソフトバンク vs ロッテの第3戦。上沢と種市の投げ合いで始まった。初回は両投手とも三者凡退と順調な立ち上がり。だが試合は早くも2回裏に動く。この回先頭の山川穂高がエラーで出塁すると、今シーズン5番に起用されている正木智也。種市のストレートを振りぬき、レフトスタンドへの第1号ホームラン。ソフトバンクが先制に成功する。3回表、前日決勝打のきっかけを作り、本日はスタメンに名を連ねた上田希由翔。上田はストレートのフォアボールを選び、ロッテはこの試合初めて出塁。しかし、続く小川龍成は、6-4-3のダブルプレーに倒れ得点ならず。3回裏、ノーアウトから周東佑京がヒットで出塁すると、近藤健介はセカンドゴロかと思われたがまたもやエラーでノーアウト1・2塁に。柳田悠岐もレフトへのヒットで満塁のチャンス。1アウトになって迎えるは、前打席でホームランを打っている正木だ。しっかり犠牲フライを打ち、ソフトバンクは1点を追加する。続く今宮健太もフォアボールを選び再び満塁に。牧原大成がレフトへのタイムリーを放ち、さらに1点追加し4-0とした。
ロッテ岡が前日に続く活躍で同点に
5回表、ソトがホームランを放ち1点を返すロッテ。だが、後が続かない。その裏ソフトバンクは柳田がヒットで出塁。ここで回ってきたのは、開幕後絶不調の山川。外角に落ちるスライダーを豪快に空振り三振。山川はなかなか調子を取り戻せないようだ。6回裏にも周東のヒットや盗塁、フォアボールなどで追加点のチャンスを作るも無得点に終わる。そして7回表、先頭の西川史礁が、上沢の真ん中ストレートをセンターへと弾き返すと、1アウトで迎えるのは先ほどホームランを打ったソト。ライトへのヒットでランナー1・3塁となる。続く佐藤都志也は渾身のストレートで空振り三振に仕留め、上沢は吼えた。2アウト1・3塁になり、ここで上沢はマウンドを降りた。だが、代わったヘルナンデスがポランコにタイムリー2ベースを打たれると、代打に登場したのは前日の試合で大活躍だった岡大海。岡は期待に応え、センターの頭上を超える2点タイムリー2ベース。ロッテが試合を振り出しに戻した。
ロッテの勢いは止まらず、ソフトバンクリリーフ陣を打ち崩す
8回表、この回からソフトバンクのマウンドには杉山一樹。先頭の代打角中勝也を内野安打で出塁を許す。角中には代走和田康士朗が送られた。フライトゴロで2アウト2塁としたところで、杉山の暴投によりランナーは3塁へ進塁。続く3球目も暴投となり、ここでボールはなんとキャッチャー海野隆司の防具に挟まってしまう。まさかのプレーでテイク1ベースとなり、ロッテが勝ち越しに成功した。あまり見ることのないめずらしいプレーに、海野は唖然とした表情を浮かべるしかなかった。8回はこの1点だけだったものの、9回表のマウンドに上がった尾形崇斗をロッテ打線が攻める。1アウトからフォアボールやヒットで満塁とすると、先ほど代走から入った和田が犠牲フライ。続く髙部瑛斗にもタイムリーヒットが出て、4-7に。9回裏は、近藤が意地のヒットで出塁するも得点はならず。ソフトバンクはこの試合逆転負けを喫した。まさかの開幕カードを3連敗でのスタートとなった。
上沢は、6回2/3を76球3安打3失点。対するロッテの種市は、6回を103球8安打4失点だった。序盤から4点のビハインドを背負うも、相手リリーフ陣を打ち崩しながら確実に得点を重ねたロッテに軍配があがった試合。勝ち投手は2番手木村。うれしいプロ初勝利となった。ソフトバンクはチャンスを作りながらも、得点は2、3回の4点のみ。中盤、終盤に追加点が奪えなかったことも敗因の1つかもしれない。なんとしても連敗脱出と今季初勝利を目指すソフトバンクは、敵地に乗り込んで昨季2位の日本ハムと対戦。ロッテはオリックスを迎え、この勢いのまま本拠地開幕戦に挑む。
DAZN『プロ野球ハイライト ソフトバンク vs ロッテ : 3/30』
配信日:2025年3月30日(土)
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