享受時尚的網球!生活風格革命 VOL.2 由網球標籤作家高橋奈奈繪製
スポーツには、勝敗だけでは測れない価値がある。競技を通じて出会った人々との思い出は人生の宝物であり、そこで自分自身を再発見することもあるだろう。今回、登場する髙橋菜々さんもそんな一人だ。彼女はテニスとファッションを融合させ、「オシャレしながらテニスをしよう」というテーマを掲げる“テニスタグラマー”として注目を集める。「テニスをもっと気軽に楽しんでほしい」という髙橋さんの思い、その背景や彼女が歩んできた唯一無二の物語を、余すところなく語ってもらった。
インタビューVOL.1
夢が実現!『Gina Tennis Club』が誕生!
撮影/長田慶
最近の私のコミュニティでは、「オシャレしながらテニスをしよう」がテーマなんです。汗をかくだけでなく、ほぼおしゃべりがメインの時もありますが、みんなが好きな格好でテニスコートに集まり、少しテニスをして楽しむ時間を過ごしています。ファッションの話もたくさんしますが、共通の軸としてテニスがあることで、一層楽しめるんです。
画像提供 / 髙橋菜々(本人)
以前からファッションとテニスを組み合わせた新しい表現をしたいと考えていました。そんな時に、『Gina』さんにお声掛けいただき、Ginaさんのテニス企画に出演させてもらいました。ありがたいことに第一弾が好評だったのか、その後『Gina Tennis Club』がスタートし、今は昇進して『Gina Tennis Club』の部長に就任しました(笑)。
撮影/長田慶
この企画には初心者の方や経験者の方が参加しており、経験値は様々です。テーマに合わせて各々がスタイリングを考え参加しています。例えば、前回のテーマは「ホワイトコーデ」で、みんなそれぞれのスタイルで白を基調としたウェアを着て集まりました。私自身も他の部員がどんなスタイリングをするのか楽しみであり、また勉強になります。テニスを楽しみながらファッションも楽しむ、そんな場になっていますね。
テニス後の至福の一杯!プレー後の楽しみが私たちのモチベーション
撮影/長田慶
最近は、80年代や90年代のテニスファッションにハマっています。当時の色使いやスタイルは、今見ると新鮮で魅力的に感じます。ファッションは巡ると言いますが、まさにその通りで、昔のスタイルがまた新しいと感じられます。
全身をテニスウェアで固めるよりも、テニスウェアではないアクセサリーやアイテムを取り入れるのが好みです。ちょっとした工夫で、個性的で魅力的なコーディネートができます。これからも、過去のスタイルを参考にしながら、自分らしいテニスファッションを楽しんでいきたいと思います。
撮影/長田慶
普段、人とテニスをする際はインドアコートを利用することが多いですが、月に1回くらいは屋外でプレーしたいと思っています。外でのテニスは特に暑い季節には大変ですが、私たちのモチベーションはプレー後の楽しみです。2時間のテニスの後、冷えたビールを飲みに行くことが一つの大きな目標(笑)。
自分の気分で好きなクラフトビールを選んだり、疲れを感じる時はアルコール度数が低いビールを選んだりしています。私の仲間たちはビール好きが多く、こういった楽しみがテニスを続ける原動力になっています。
全仏オープン観戦中のお菓子タイムが話題沸騰!お菓子メーカーと新たなコラボへ
撮影/長田慶
テニスのプレー自体ではあまり苦しい経験はありませんが、テニス関連のSNS活動では少し大変なこともあります。私の投稿はほとんど壁打ちの動画が中心で、対人プレーの動画は少ないため、「それはテニスじゃない」といったコメントを受けることがあります。
しかし、自分が楽しんでいることが一番大事だと思っているので、そういったコメントは特に気にせずに続けています。
画像提供 / 髙橋菜々(本人)
最近、初めてフランスまで全仏オープンを観に行きました。世界大会を観戦するのは初めてで、錦織圭選手や他の日本人選手、そして世界のトッププロの試合を直接見ることができたのは、本当に素晴らしい経験でした。日本で観戦したことは何度かありましたが、現地の熱狂的な応援や全てが新鮮でした。
画像提供 / 髙橋菜々(本人)
全仏オープンを現地で観戦して気づいたことは、日本のテニス観戦文化をもっと盛り上げるために、大会やイベントを通じてお祭りのような雰囲気を作ることが楽しいだろうということです。
撮影/長田慶
ひとつ面白いエピソードがあります。日本から持って行ったお菓子を食べながら観戦していたら、その様子がテレビに映り、SNSでちょっと話題になりました(笑)。個人的に、片手に飲み物、片手にお菓子を持って観戦するスタイルが好きです。これを機に、お菓子メーカーや飲料メーカーと協力して、楽しいテニスイベントを作っていけたらいいですね。
テニスとファッションの融合!新たなスタイルを追求する挑戦
昨年から、テニスを中心にしたプロジェクトに挑戦したいと考えています。競技としてのテニスには、プロ選手や元プロ選手、コーチなどの専門家が多く活躍していますが、私はそのフィールドには向いていないと感じています。そこで、もっと気軽に楽しめる「遊び場のようなテニス」をやりたいと思いました。
画像提供 / 髙橋菜々(本人)
具体的には、テニスをファッションなど様々なジャンルからアプローチして、新しい形を模索しています。テニスをもっと身近に感じてもらえるような活動を続けていきたいですね。
VOL3につづく。
髙橋菜々(たかはしなな)
1996年1月28日生まれ、神奈川県出身。コロナ禍に入り1人で出来る運動として「ひとりテニス」テニスの壁打ちを始めたところSNSで話題に。現在「Gina STYLE MEMBERS」としても活動。