読売ジャイアンツ・ドラフト2位/【浦田俊輔(うらたしゅんすけ)】九州産業大学
九州産業大学の浦田俊輔内野手は、読売ジャイアンツにドラフト2位で指名された。※イラスト/vaguely
輪廓
名前:浦田俊輔(うらた・しゅんすけ)
ポジション:投手
投打:右投げ左打ち
出身:長崎県
生年月日:2002年8月30日
経歴:春日原小(大村クラブ(軟式)、大野城少年野球)ー春日野中、海星中(長崎海星シニア)ー海星高校ー九州産業大学
選手としての特徴
170㎝、70㎏と小柄ながら、俊足と堅実な守備、そしてシュアなバッティングセンスが光る遊撃手。高校時代から脚には絶対の自信を持ち、3年時には50m走で5秒8を計測する。大学では主にリードオフマンとしてチームを引っ張り、一塁到達タイムは3.6秒を記録した。持ち味のスピードを活かし、大学3年からは3季連続で盗塁王のタイトルを獲得している。
遊撃手としては守備範囲の広さが特徴で、フットワークも抜群。スローイングも素早いため、三遊間や二遊間の深い位置にボールが飛んでもアウトにできる力を兼ね備えている。
近年は課題であった打撃面も改善を見せている。大学のチームメイトのスイングを見て奮起し、上半身の筋力トレーニングに励んだ。その結果、大学入学時には80㎏だったベンチプレスも100㎏を計測するようになる。さらに、ミート力を上げるために指二本分ほどバットを短く持つことで、ボールを捉える技術もアップ。トレーニングで鍛えたスイングの強さもあいまって、4年秋のリーグ戦では打率.488を記録するなど打撃力は飛躍的に向上している。
走攻守そろったチャンスメーカーとして、プロ入り後も飛躍が期待される。
球歴
長崎県長崎市で生まれた浦田は、春日原小1年時に所属した大村クラブ(軟式)で野球を始めた。小2の時の引っ越しを機に大野誠少年野球に加入する。投手や捕手、中堅手などを務め、進学した春日野中学では野球部に所属。2年途中から長崎海星シニアでプレーし、3年時には西日本大会で3位の成績を残した。
高校での活躍
高校は長崎の強豪海星高校に進学。1年夏に控え内野手としてベンチ入りし、同年秋から二塁手のレギュラーとなる。2年春からは遊撃手として定着。夏の大会では本塁打を打つなどチームの甲子園大会出場に大きく貢献し、3回戦まで進んだ。
秋からも主力として活躍が期待されたが、左手首手術を行い戦線離脱。秋大会は欠場することになった。その後復帰を果たしたが、新型コロナウイルスの蔓延により春の大会は中止となる。最後の大会となった夏の長崎県大会では、2回戦で長崎商業高校に12-2と大敗を喫し、浦田の高校野球は幕を閉じた。
大学時代の活躍と戦績
進学した九州産業大学では、1年春から試合に出場していた。2年秋から遊撃手としてレギュラーの座をつかみ、打率.281ながら3本の二塁打と2本の三塁打を放つなど持ち前のスピードをいかんなく発揮。初のシーズンベストナインに輝いた。
3年秋のリーグ戦からはトップバッターとしてチームを牽引し、3季連続で最多盗塁をマーク。3年の12月には侍ジャパン大学代表候補強化合宿に参加するなど、全国的にもその実力は評価されていた。
4年秋には、打率.488という驚異的な数字を残し、首位打者を獲得している。レギュラーになった2年秋からは、4季連続でベストナインを獲得し、4年時の春・秋リーグではMVPを連続受賞した。通算成績は打率.394、本塁打2本、37打点、39盗塁と、九州産業大学の枠を超えて福岡六大学野球を代表する選手へと成長した。
出場成績
侍ジャパンでの主な戦績
海星高校時代/高校1年(2018年)
夏の長崎大会:準優勝
秋の長崎大会:3回戦敗退
海星高校2年(2019年)
春の長崎大会:準優勝
夏の長崎大会:優勝
夏の甲子園:3回戦敗退
秋の長崎大会:3回戦敗退
海星高校3年(2020年)
春の長崎大会:中止
夏の長崎大会:2回戦敗退
大學時代
九州産業大学1年(2021年)
春季リーグ戦:1位
秋季リーグ戦:1位
九州産業大学2年(2022年)
春季リーグ戦:3位
秋季リーグ戦:3位(打率.281 32打数9安打 本塁打0 ベストナイン)
九州産業大学3年(2023年)
春季リーグ戦:1位(打率.364 44打数16安打 本塁打0 ベストナイン)
秋季リーグ戦:1位(打率.419 31打数13安打 本塁打0 ベストナイン、首位打者、盗塁王)
九州産業大学4年(2024年)
春季リーグ戦:1位/打率.400 50打数20安打 本塁打1 MVP、ベストナイン、盗塁王
秋季リーグ戦:1位/打率.488 41打数20安打 本塁打1 MVP、首位打者、盗塁王
※記事内の情報は配信時点の情報です(2024年11月現在)