千葉ロッテマリーンズドラフト5位/【廣池康志郎(ひろいけこうしろう)】 東海大学九州キャンパス
東海大九州キャンパスの廣池康志郎投手は、千葉ロッテマリーンズにドラフト5位で指名された。※イラスト/vaguely
輪廓
名前:廣池康志郎(ひろいけこうしろう)
ポジション:投手
投打:右投げ右打ち
生年月日:2002年9月16日
出身:宮崎県
身長/体重:185cm/85kg
経歴:都城市立高城中学校(都城リトルシニア)ー宮崎県立都城農業高等学校ー東海大学九州キャンパス
選手としての特徴
熊本県にある東海大学九州キャンパスの硬式野球部に所属する廣池康志郎は、185cm、85kgの大柄な体格を持つ右投げの本格派投手だ。高校2年生の頃に投手に転向した遅咲きの選手ながら、最速153km/hの速球を武器に打者を圧倒する。
最大の特徴は、力強いストレートと多彩な変化球を組み合わせた投球スタイル。左足を高く上げ、重心を低くしながら大きくテイクバックを取るフォームが特徴で、角度のある速球を投げ下ろすことができる点がストロングポイントだ。またスライダーやカットボール、カーブ、スプリット、チェンジアップといった変化球を駆使し、緩急をつけた投球で打者を翻弄する。50mを6秒前半で走るスピードも兼ね備えている。インコースへの強気な投球もできる強い心臓を持ち、プロ入り後も将来の先発候補として大きな期待を受けているが、ストレートの平均速度の向上はまだ課題とされている。
球歴
廣池は宮崎県都城市で生まれ育ち、小学校時代に軟式野球を始めた。高城中時代に所属していた「都城リトルシニア」では、主に野手としてプレーしていた。
イラスト/vaguely
都城農業高校での活躍
中学卒業後は都城農業高校に進学した廣池は、2年生の夏に投手に転向。一気に才能を開花させる。同年夏の宮崎県大会で初めて公式戦のマウンドに上がり、2回戦の福島高校戦では、8安打を浴びながらも5-2で完投勝利を収め、投手としての可能性を示した。この大会では進出した3戦すべてで先発のマウンドに上がり、16回を19安打9失点という結果に抑えた。3年生になるとコロナ禍の影響もあり、春からの公式戦が軒並み中止となる。夏の甲子園も中止になったものの、宮崎県が独自で開催した県大会に出場。しかし初戦敗退で大会を去り、進学先の九州地区の強豪・東海大学九州キャンパスへの進学を決めた。
東海大学での活躍
東海大学九州キャンパスに進学した廣池は、入学とともに体格が成長し、身長が6cmも伸びたほか、球速も11km/hにアップ。ストレートは最速153km/hに到達するなど、着実に成長を遂げる。2年生の春から救援投手としてリーグ戦に登板。3年生の春からは先発投手として台頭し、特に熊本予選では最優秀選手賞を受賞するほどの活躍を見せ、チームの6連覇に大きく貢献した。4年生の春には、チームを南部リーグ制覇へと導き、全国大会である全日本大学選手権にも出場する。全国大会初戦となった中部学院大学との試合では、2-3で試合には敗れたものの、最速151km/hの速球を記録。5回2失点と安定した投球を披露した。投手としてのキャリアは短いものの、その分伸びしろはピカイチだ。プロの世界でもメキメキと頭角を現すことに期待したい。
出場成績
高校時代の成績
2018年夏の宮崎大会:2回戦敗退
秋の宮崎大会:1回戦敗退
2019年春の宮崎大会:2回戦敗退
夏の宮崎大会:3回戦敗退
秋の宮崎大会:3回戦敗退
2020年春の宮崎大会:2回戦敗退
夏の宮崎大会:1回戦敗退
大学時代の成績
2021年春季リーグ戦:3位
秋季リーグ戦:3位
2022年春季リーグ戦:2位
秋季リーグ戦:3位
2023年春季リーグ戦:4位
秋季リーグ戦:3位
2024年春季リーグ戦:1位
秋季リーグ戦:1位
※記事内の情報は配信時点の情報です(2024年12月現在)