元プロサッカー選手が熱く語る、J.リーグ2024シーズンビッグサプライズとは
東京ヴェルディや柏レイソル、水戸ホーリーホック等のクラブで長年活躍した元プロサッカー選手の林陵平よる、2024年シーズン最もその活躍に驚いたビッグサプライズ選手二人について語った。※トップ画像出典/Getty Images
日本人最高得点、川崎フロンターレの選手を紹介
まずは日本人最高得点、今季38試合で19ゴールの川崎フロンターレ山田新選手。
「今シーズンはほぼもう全部の試合解説したと思う」と林。Jリーグの試合を見た中で一番驚きだったのは川崎フロンターレの 山田新選手だと語った。
「昨シーズンは4ゴールだったんですけど、もうすでに今季は15 ゴール以上さらにゴールを決めていると思う。日本人の中で一番点を取ってる」と、林はまずそのシュート力を絶賛。「シュートパターン、ゴールパターンが豊富だと思う。テクニカルなシュートも決められる。これってやっぱりチームメートのゴミスと一緒にプレーしたのが大きいかな」と、今季一緒にプレーしたゴミスの影響を示唆した。
さらには「そこでトレーニングから色々学んで彼がこうやっぱストライカーとしていろんなものを吸収してそれが今すごく自信持ってプレーしてるように見える。ピッチに立てば ゴールを、常に狙ってるし、自分がそのゴールを決めるために何をすればいいかっていうのをすごい理解してる選手だと思う。個人的には日本代表で見たいなと思う」と、その実力は既に日本代表レベルである事を褒め称えた。
2人目は、サイドバックながら今季9ゴールの選手
続いて2人目は、サイドバックながら今季31試合で9ゴールの鹿島アントラーズ濃野公人選手。
「サイドバックとして9ゴールですよね。今シーズンからプレーしてそこまでの活躍っていうのは本当に素晴らしいです。サイドバックでそこまで顔出して、もう2桁に近いゴールを決めてるっていうのはまさにビックサプライズです」と、2月にアントラーズでは1993年以来となる大卒新人として開幕スタメンに選ばれ、活躍を続ける濃野に最大限の賛辞を贈った。
続けて林は、「サイドバックじゃないよねっていうボックス内での動きなので、本当に彼はその攻撃に入るタイミングがいいですね。ボックス内に入っていくタイミングがいい」と、攻撃に入るタイミングのよさをポイントとして挙げた。「左の安西、右の濃野みたいな形で、サイドバックがかなり高い位置まで取るので、逆サイドから自分がどのタイミングで入ればゴールを決められるかっていうのを理解してる選手」「その攻め上がりのタイミング、質・量とも全ていいので、彼の上下動する動きっていうのは来シーズンも楽しみにしてます」と、今シーズンの活躍を称賛するとともに、来シーズンの更なる活躍を期待した。
林も驚いた二人の2024年シーズンの大活躍、来シーズンも話題をさらう事になるだろう。
『Jリーグ シーズンレビュー 2024』#6 : 今シーズンのビッグサプライズより
配信日:2024年12月9日
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