
今季こそ達成なるかー巨人・坂本勇人が見せた2024年、メモリアル記録への道
2025年シーズンに向けて、2024年シーズンの日本プロ野球を振り返る。今回は昨季6月に達成された記録と今季の活躍も期待される期待ホープについて。※トップ画像/PhotoAC

セ・パ両リーグのレジェンド選手によるメモリアル記録をプレイバック
まずは巨人の坂本勇人。2024年6月6日のロッテ戦で右前打を放ち、通算安打数を歴代単独12位の2372安打とした。ロッテ、巨人などで活躍した落合博満を抜く結果に加え、大台となる3000本安打も視野に入ってきていた。実は右打者での3000本安打は、日本人選手に限ると未達成。前人未到の結果に期待がかかっていた。その後2024年シーズン終了時点で2415安打という結果になったものの、現役選手では1位の記録に。今季こそ、その“偉業”達成に期待がかかる。
さらにヤクルト石川雅規が6月2日の楽天戦で今シーズン初白星を挙げた。この勝利でプロ野球史上初となる、新人から23年連続勝利を達成した。
パ・リーグのベテラン勢も負けてはいなかった。西武の栗山巧が4日のヤクルト戦で二塁打を放ち、史上15人目の通算400二塁打を達成。栗山は球団のSNSを通じて「まだまだ試合もあるので1つ1つ勝っていって、クライマックスシリーズに行けるようにしたいです。そうすれば日本シリーズの可能性がありますから。僕らも全力を出してやっていきたいと思います」と最下位の現状に満足せず、上を目指していくコメントを残している。プロ23年目のベテランの今季の活躍にもぜひ期待したい。
日本ハムから新たなスター候補誕生!ホープを徹底深掘り
昨季のオールスターでは捕手部門1位と大ブレイクの日本ハム捕手、田宮裕涼選手。田宮は2018年ドラフト6位入団の 7年目。2023年までは通算31試合の出場にとどまっていが、昨季は109試合に出場、打率は.277、6月時点では両リーグトップとなる.347を記録していた。広角に打ち分ける打撃センスに加えて、小技も使える万能選手だ。
抜群の肩の強さから、田宮の名前を取った「ゆあビーム」がプロ野球ファンの間で話題になっていた。昨年10月に負ったケガの具合が気になるところが、今季早めのカムバックと活躍が楽しみだ。
「ABEMA バズ!パ・リーグ #10(ゲスト 藤田 憲右)」(2024年6月7日(金)配信)より
※記事内の情報は放送当時の内容を元に編集して配信しています