『有吉与志恵』コンディショニングトレーナーが語る「筋肉の整え方」ALE14♯10
2017年10月16日、恵比寿アクトスクエアにて、ALE14(エイル・フォーティーン) ♯10が開催された。今回のプレゼンターは、コンディショニングトレーナーとして1万人以上ものトップアスリートから一般の方に指導している有吉与志恵氏で、多くの観覧者が有吉氏から発せられる言葉に熱狂していた。
Hidemi Sakuma
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2017/10/31
スポーツを言語化するプロジェクト「ALE14」は、スポーツ業界で大活躍する選手・指導者・取材者・研究者などの様々な肩書き持つプレゼンター達が長年の経験から独自に生み出した理論や哲学をより一般的に分かりやすい言葉で伝え、スポーツ界を明るい未来へと導き出すプレゼンショーとなっている。
中西哲生氏(スポーツジャーナリスト/サッカー解説者)がナビーゲーターを務め、有吉氏と筋肉やコンディショニング等について熱く語り合っていた。
有吉:私、指導歴35年のトレーナーでございます。指導の中でいつもいつも考えていることがあります。トレーニングって筋肉が1番大切なんですよね。
休みの日にかなりの筋肉本を床に全て広げて、この筋肉に対してこの本はこんなことを書いている。あの本はこんなことを書いていると全ての筋肉本を眺めるのが趣味となります。 筋肉の勉強、こんなことがあると皆さん興味を持ちませんか?
「筋肉痛は年齢が重なると何故遅く出てくるのか?」
運動をしてから2,3日後に筋肉痛が起こる経験がある人が多い。この「なぜ筋肉痛が起きるのか」というメカニズムを紐解くと、筋肉痛には2種類あると有吉氏は言う。
⓵急性筋肉痛
⓶遅発性筋肉痛
そもそも筋肉は、塊ではなく糸みたいな繊維が束となって膜に包まれて関節に付いている。運動中や運動直後に、筋肉の繊維が傷ついて炎症を起こすのが急性筋肉痛で、大きな傷のため腫れたり熱を持ったり酷い時には内出血のような状態にもなる。
一方、遅発性筋肉痛は、運動をしてから2,3日後に筋肉痛が遅れてやってくる状態となる。筋繊維の奥にある筋原繊維が傷ついて修復されたら筋トレが成功となり、修復する際に分泌されるホルモンが年齢を重ねると遅れて発生してくる状態が遅発性筋肉痛となる。
筋肉の回復を合理的に行っているスポーツ選手が相撲取りだ。稽古をして風呂に入って食事をして寝る。眠り始めてから30分から1時間半程経つと、修復ホルモンが沢山分泌されてから筋肉を回復させるので、寝るということが筋肉を修復させる上で非常に重要な要素となってくる。
「カラダは、どうして歪むのか?」
自分の身体が歪んでいるのを知らない人は非常に多く、どうすれば歪みが解消されるかを有吉氏は説明した。
有吉:私達は、歪みを改善するということをお仕事にさせていただいております。身体を元に戻すというのがお仕事なので、どの分野どの競技どの年齢を問いません。色々なトレーニングがある中で、どれを選んでいただいても構いません。目的に合った結果が出ていますか?出ない理由が、歪みだったりするのです。
筋肉の事を知ると私は生活が豊かになると思っています。皆さんが、なりたい身体になるために、そして目的を達成するために、筋肉は鍛える前に整えましょう。今日はその整え方を少しお伝えできればいいと思っています。
中西:筋肉は鍛える前に整える。これは、実は落とし穴ですかね。
有吉:そうですね。整える概念がなかなかなかったりしますよね。
中西:逆に整ってない状態で筋トレをしてしまうと、どうなるんですか?
有吉:歪みを助長してしまいます。歪みがどんどん酷くなって、使い過ぎている筋肉と使えていない金いくとの落差が凄く激しくなるので、痛みが出てきたり故障に繋がる可能性があります。
身体を整えてから運動をすると、疲れがなくトレーニングがスムーズになる。アスリートよりも一般の方の身体がかなり歪んでいるので整えるのが難しいみたいだが、有吉氏はこれまで多くの方の歪みを改善してきている。
後半は、身体の仕組み、簡単に身体を整える方法やトレーニングなどについて話してくださった。
有吉与志恵さん出演のALE14#10の詳細は、ALE14公式サイトにて動画で公開されている。
ALE14
http://ale14.com/
■配置文件
有吉与志恵(ありよし よしえ)
コンディショニングトレーナー
35年を数える指導者歴の中で、トップアスリートをはじめのべ1万人以上を指導してきた、コアトレ並びにコンディショニングの第一人者。
筋肉にフォーカスし、筋肉を「鍛える」よりも「整える」ことで体調と体形を劇的に改善する「コンディショニングメソッド」を確立した。
一般社団法人日本コンディショニング協会(NCA)会長。
次回の開催について
12月1日(金) ALE14×SAJ2017(スポーツアナリスティクジャパン2017)
ALE14
http://ale14.com/
ALE 14官方臉書
https://www.facebook.com/ale14.since2016
中西哲生氏(スポーツジャーナリスト/サッカー解説者)がナビーゲーターを務め、有吉氏と筋肉やコンディショニング等について熱く語り合っていた。
有吉:私、指導歴35年のトレーナーでございます。指導の中でいつもいつも考えていることがあります。トレーニングって筋肉が1番大切なんですよね。
休みの日にかなりの筋肉本を床に全て広げて、この筋肉に対してこの本はこんなことを書いている。あの本はこんなことを書いていると全ての筋肉本を眺めるのが趣味となります。 筋肉の勉強、こんなことがあると皆さん興味を持ちませんか?
「筋肉痛は年齢が重なると何故遅く出てくるのか?」
運動をしてから2,3日後に筋肉痛が起こる経験がある人が多い。この「なぜ筋肉痛が起きるのか」というメカニズムを紐解くと、筋肉痛には2種類あると有吉氏は言う。
⓵急性筋肉痛
⓶遅発性筋肉痛
そもそも筋肉は、塊ではなく糸みたいな繊維が束となって膜に包まれて関節に付いている。運動中や運動直後に、筋肉の繊維が傷ついて炎症を起こすのが急性筋肉痛で、大きな傷のため腫れたり熱を持ったり酷い時には内出血のような状態にもなる。
一方、遅発性筋肉痛は、運動をしてから2,3日後に筋肉痛が遅れてやってくる状態となる。筋繊維の奥にある筋原繊維が傷ついて修復されたら筋トレが成功となり、修復する際に分泌されるホルモンが年齢を重ねると遅れて発生してくる状態が遅発性筋肉痛となる。
筋肉の回復を合理的に行っているスポーツ選手が相撲取りだ。稽古をして風呂に入って食事をして寝る。眠り始めてから30分から1時間半程経つと、修復ホルモンが沢山分泌されてから筋肉を回復させるので、寝るということが筋肉を修復させる上で非常に重要な要素となってくる。
「カラダは、どうして歪むのか?」
自分の身体が歪んでいるのを知らない人は非常に多く、どうすれば歪みが解消されるかを有吉氏は説明した。
有吉:私達は、歪みを改善するということをお仕事にさせていただいております。身体を元に戻すというのがお仕事なので、どの分野どの競技どの年齢を問いません。色々なトレーニングがある中で、どれを選んでいただいても構いません。目的に合った結果が出ていますか?出ない理由が、歪みだったりするのです。
筋肉の事を知ると私は生活が豊かになると思っています。皆さんが、なりたい身体になるために、そして目的を達成するために、筋肉は鍛える前に整えましょう。今日はその整え方を少しお伝えできればいいと思っています。
中西:筋肉は鍛える前に整える。これは、実は落とし穴ですかね。
有吉:そうですね。整える概念がなかなかなかったりしますよね。
中西:逆に整ってない状態で筋トレをしてしまうと、どうなるんですか?
有吉:歪みを助長してしまいます。歪みがどんどん酷くなって、使い過ぎている筋肉と使えていない金いくとの落差が凄く激しくなるので、痛みが出てきたり故障に繋がる可能性があります。
身体を整えてから運動をすると、疲れがなくトレーニングがスムーズになる。アスリートよりも一般の方の身体がかなり歪んでいるので整えるのが難しいみたいだが、有吉氏はこれまで多くの方の歪みを改善してきている。
後半は、身体の仕組み、簡単に身体を整える方法やトレーニングなどについて話してくださった。
有吉与志恵さん出演のALE14#10の詳細は、ALE14公式サイトにて動画で公開されている。
ALE14
http://ale14.com/
■配置文件
有吉与志恵(ありよし よしえ)
コンディショニングトレーナー
35年を数える指導者歴の中で、トップアスリートをはじめのべ1万人以上を指導してきた、コアトレ並びにコンディショニングの第一人者。
筋肉にフォーカスし、筋肉を「鍛える」よりも「整える」ことで体調と体形を劇的に改善する「コンディショニングメソッド」を確立した。
一般社団法人日本コンディショニング協会(NCA)会長。
次回の開催について
12月1日(金) ALE14×SAJ2017(スポーツアナリスティクジャパン2017)
ALE14
http://ale14.com/
ALE 14官方臉書
https://www.facebook.com/ale14.since2016