為了了解跑步者的感受,中年人的“第10次奔跑:哭鬧1分鐘的人”
なぜ42.195㎞を走るのか?何が楽しいのか?フルマラソン未経験者の私には全く理解できない。周囲の友人達がマラソンを始め、更にその謎は深まるばかり。第10走は自身にとって初のハーフマラソンとなる「立川シティハーフマラソン」に参戦した話です。
小池菊池
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2018/03/10
<第9走はこちらから>
立川シティハーフマラソン当日の朝を迎えた。最高気温が20℃という予報通り暖かい。
相棒をどうするか散々悩んだが「新しいシューズのほうが面白いんじゃないか!」と思いWAVE KNITに決めカバンにしまう。
現地でバタバタするのも嫌なので、シャツにゼッケンを付けてカバンにしまった。すぐにゼッケンがクシャクシャになった。これはマラソンあるあるなのか?
11月の大阪マラソン当日の朝食は、ホテルで42.195Km走れるエネルギーを摂るという事で、尋常ではないくらい食べた。
今回はハーフといえども食べておいたほうが良いと思い、富士そばでうどんを食べてから立川行きの電車に乗った。
大阪マラソンの朝の緊張を100だとしたら今回は10くらいしかない。なぜならフルマラソンの半分だし、20Kmはフルマラソンの練習の際に3回くらい走ったことがあるからだ。未知の距離ではないことが安心につながった。
一方でこの気の緩みがどこかで命取りになるかもしれないという一抹の不安もある。
電車の中で大阪マラソンの時の準備を思い出してると、走っている最中に飲む「メダリスト」とか「マグオン」などのサプリを購入していないことに気づいた。代わりといってはなんだが、カバンの底から運動後に飲む用のサプリが見つかった。
駅のKIOSKを覗いたが、やはりメダリストなどのサプリは無い。練習の時は飲んでなかったので「まあいいか!」と思い会場へ。
「NUMERALS RUN TEAM」のメンバーの皆さんと合流!サプリの話をしたら、たくさん準備されていたメンバーから有難いことに頂いた。これで何の不安もなくなった!!
大阪の時はポシェットにサプリを入れていたが、今回はミズノの「マルチポケットパンツ」というその名の通り、大きさの違うポケットが複数ついているパンツを履き、そこにしまった。
そしてトイレ問題を解決するために、スタートのギリギリにトイレに行き出し切る作戦をとることにした。いざスタート地点に向かう。
青山学院大学や駒澤大学のガチランナーがアップをしていたりして緊張感が高まっていく。それを横目にスタート地点近くのトイレへ!
「ヤバい!長蛇の列だ!!」
みんな考えることは同じなのだろう。スタート前に済ませられなかったら地獄だとやきもきしたが、無事に済ませスタート地点へ!!
見渡す限り人、人、人だ。こんなに走る方がいるんだなと改めてマラソンの可能性を感じた。
↑一緒のD地点からスタートする北村さんと塩見さんと。
塩見さんに目標タイムを聞いたら「はじめの10Kmをキロ5分10秒ペースで走り、その後はいけたらキロ4分台で走る」とのこと。
自身は初のハーフマラソンで目標タイムがいまいちわからないが、立川に向かう電車内で色々計算し、キロ5分弱でずっと走れば1時間45分を切ることが判明し、これを目標とした。
その目標に近かったので塩見さんにずっとついていく作戦をとることにした。
↑北村さんと。
いよいよスタート!広大な滑走路といえども沢山のランナーが一斉に走るので、ぶつからないように集中して走る時間帯が続いた。とりあえず塩見さんの背中を目標に走る。
昭和記念公園内を抜けいよいよ公道へ。何も考えずにとりあえず付いていく。トイレを気にし過ぎて大阪マラソンでは終盤に足が攣ったので、積極的に給水をとる。
給水の度に頭に水をかけてリフレッシュさせた。リフレッシュさせないと「俺は何で走っているんだろう。。」と哲学的なモードに入ってしまうからだ(笑)
塩見さんに順調に付いていっていたが、8Km地点当たりで背中が遠のいていった。彼のペースが上がったのか、自身のペースが下がったのかはわからなかったが必死についていく。
走っている沢山のランナーの側らを右に左に膨らみ追い抜いていくのは意外と体力を消耗する。ここは無理せず我慢しようと思い、塩見さんの背中を肉眼で捉えられるくらいの位置を走る。しかし数分後に背中も見えなくなった。
1人になったので今のペースを知るためにこの日はじめて時計を見た。太陽の光が反射して見えない。。手で影を作って見たが、走りながらだと良く見えず624という数字が見えた。練習中から時計をして慣れておかねばと反省。
もしかしてキロ6分24秒で走っているのではないか?「これはヤバイ!」とスピードを上げた。(恐らく624は消費カロリーか何かだった模様)
スピードを上げて走っていると何となく同じペースで走っている方がいたので、時計ではなく勝手にその方をペースメーカーにして走った。スピードを上げているが一向に塩見さんの背中は見えない。
ペースも上げて少し疲れたのでポケットに入れていたサプリを飲もうとポケットから出した。するとカバンの底に入っていたはずの運動後に飲む用のサプリが手の中にあった。
「なんでやねん!!」
大阪に続きマラソン大会では思わずツッコミたくなるような小さなハプニングが起こる。
どうやらパッケージが似ていたから間違えたみたいだ。ということは肝心のレース中に飲むサプリは代わりにカバンの底に眠っているはずだ。
今エネルギーになるサプリが欲しいのに!!この段階で運動後のことを考えて飲むほど未来を見据えられないので、ポケットに戻した。
見えない背中を目指して走っていたら18Kmの表示があった。あと約3Kmだ。更にスピードを上げて走る。新たなペースランナーが見つかり付いていく。
黙々と走っていたら1時間46分という表示とゴールが見えた。
「もうゴールか!!しかも1時間45分を切れないではないか!」
慌ててダッシュでゴールするも1時間46分22秒。もう少し早めに加速しておけばと後悔したが、これも実力だと自省した。
大阪マラソンでも目標まで2分足りず、今回も1分足りず。いつも何かしらの宿題を残してくれる。
サッカーでもそうだ。チャレンジ13ヶ国目のボリビアでプロ契約できたが試合に出られなかったり、あと1歩何かが足りない。でも宿題があるからこそ続けられているのだろう。
また来年も1分22秒の宿題の回答を出すべく参戦せねば。
走った後は打ち上げ!大阪マラソンの打ち上げの時は疲労感があり、あまり飲めなかったが、今回は肝臓も元気だった。
↑僕を誘ってくれたnikoand ...のディレクターの小林さん。
小林さんのこの言葉が印象的だった。
「2年前には1人で立川シティハーフマラソンを走り、完走後に1人で着替え寂しく帰りましたが、今日は70人近いメンバーで走れて打ち上げも出来て最高です!」
マラソンをやる前までは孤独な競技かと思っていたが、今回も走っている道中に「NUMERALS RUN TEAM」のチームメイトと遭遇し、声を掛け合え助けられた。
そして何より走り終えた後に、走った同志と色々と道中のことを語り合うのは楽しい。自身の21Kmにも紆余曲折があった通り、ランナーそれぞれにドラマがあるからだ。
コラム第10走目にしてようやくマラソンの楽しみが少しだけわかったような気がした。
ギア(シューズ)のことを書くことを忘れてましたが、忘れるほど足にフィットしてました。
第11走に続く
立川シティハーフマラソン当日の朝を迎えた。最高気温が20℃という予報通り暖かい。
相棒をどうするか散々悩んだが「新しいシューズのほうが面白いんじゃないか!」と思いWAVE KNITに決めカバンにしまう。
現地でバタバタするのも嫌なので、シャツにゼッケンを付けてカバンにしまった。すぐにゼッケンがクシャクシャになった。これはマラソンあるあるなのか?
11月の大阪マラソン当日の朝食は、ホテルで42.195Km走れるエネルギーを摂るという事で、尋常ではないくらい食べた。
今回はハーフといえども食べておいたほうが良いと思い、富士そばでうどんを食べてから立川行きの電車に乗った。
大阪マラソンの朝の緊張を100だとしたら今回は10くらいしかない。なぜならフルマラソンの半分だし、20Kmはフルマラソンの練習の際に3回くらい走ったことがあるからだ。未知の距離ではないことが安心につながった。
一方でこの気の緩みがどこかで命取りになるかもしれないという一抹の不安もある。
電車の中で大阪マラソンの時の準備を思い出してると、走っている最中に飲む「メダリスト」とか「マグオン」などのサプリを購入していないことに気づいた。代わりといってはなんだが、カバンの底から運動後に飲む用のサプリが見つかった。
駅のKIOSKを覗いたが、やはりメダリストなどのサプリは無い。練習の時は飲んでなかったので「まあいいか!」と思い会場へ。
「NUMERALS RUN TEAM」のメンバーの皆さんと合流!サプリの話をしたら、たくさん準備されていたメンバーから有難いことに頂いた。これで何の不安もなくなった!!
大阪の時はポシェットにサプリを入れていたが、今回はミズノの「マルチポケットパンツ」というその名の通り、大きさの違うポケットが複数ついているパンツを履き、そこにしまった。
そしてトイレ問題を解決するために、スタートのギリギリにトイレに行き出し切る作戦をとることにした。いざスタート地点に向かう。
青山学院大学や駒澤大学のガチランナーがアップをしていたりして緊張感が高まっていく。それを横目にスタート地点近くのトイレへ!
「ヤバい!長蛇の列だ!!」
みんな考えることは同じなのだろう。スタート前に済ませられなかったら地獄だとやきもきしたが、無事に済ませスタート地点へ!!
見渡す限り人、人、人だ。こんなに走る方がいるんだなと改めてマラソンの可能性を感じた。
↑一緒のD地点からスタートする北村さんと塩見さんと。
塩見さんに目標タイムを聞いたら「はじめの10Kmをキロ5分10秒ペースで走り、その後はいけたらキロ4分台で走る」とのこと。
自身は初のハーフマラソンで目標タイムがいまいちわからないが、立川に向かう電車内で色々計算し、キロ5分弱でずっと走れば1時間45分を切ることが判明し、これを目標とした。
その目標に近かったので塩見さんにずっとついていく作戦をとることにした。
↑北村さんと。
いよいよスタート!広大な滑走路といえども沢山のランナーが一斉に走るので、ぶつからないように集中して走る時間帯が続いた。とりあえず塩見さんの背中を目標に走る。
昭和記念公園内を抜けいよいよ公道へ。何も考えずにとりあえず付いていく。トイレを気にし過ぎて大阪マラソンでは終盤に足が攣ったので、積極的に給水をとる。
給水の度に頭に水をかけてリフレッシュさせた。リフレッシュさせないと「俺は何で走っているんだろう。。」と哲学的なモードに入ってしまうからだ(笑)
塩見さんに順調に付いていっていたが、8Km地点当たりで背中が遠のいていった。彼のペースが上がったのか、自身のペースが下がったのかはわからなかったが必死についていく。
走っている沢山のランナーの側らを右に左に膨らみ追い抜いていくのは意外と体力を消耗する。ここは無理せず我慢しようと思い、塩見さんの背中を肉眼で捉えられるくらいの位置を走る。しかし数分後に背中も見えなくなった。
1人になったので今のペースを知るためにこの日はじめて時計を見た。太陽の光が反射して見えない。。手で影を作って見たが、走りながらだと良く見えず624という数字が見えた。練習中から時計をして慣れておかねばと反省。
もしかしてキロ6分24秒で走っているのではないか?「これはヤバイ!」とスピードを上げた。(恐らく624は消費カロリーか何かだった模様)
スピードを上げて走っていると何となく同じペースで走っている方がいたので、時計ではなく勝手にその方をペースメーカーにして走った。スピードを上げているが一向に塩見さんの背中は見えない。
ペースも上げて少し疲れたのでポケットに入れていたサプリを飲もうとポケットから出した。するとカバンの底に入っていたはずの運動後に飲む用のサプリが手の中にあった。
「なんでやねん!!」
大阪に続きマラソン大会では思わずツッコミたくなるような小さなハプニングが起こる。
どうやらパッケージが似ていたから間違えたみたいだ。ということは肝心のレース中に飲むサプリは代わりにカバンの底に眠っているはずだ。
今エネルギーになるサプリが欲しいのに!!この段階で運動後のことを考えて飲むほど未来を見据えられないので、ポケットに戻した。
見えない背中を目指して走っていたら18Kmの表示があった。あと約3Kmだ。更にスピードを上げて走る。新たなペースランナーが見つかり付いていく。
黙々と走っていたら1時間46分という表示とゴールが見えた。
「もうゴールか!!しかも1時間45分を切れないではないか!」
慌ててダッシュでゴールするも1時間46分22秒。もう少し早めに加速しておけばと後悔したが、これも実力だと自省した。
大阪マラソンでも目標まで2分足りず、今回も1分足りず。いつも何かしらの宿題を残してくれる。
サッカーでもそうだ。チャレンジ13ヶ国目のボリビアでプロ契約できたが試合に出られなかったり、あと1歩何かが足りない。でも宿題があるからこそ続けられているのだろう。
また来年も1分22秒の宿題の回答を出すべく参戦せねば。
走った後は打ち上げ!大阪マラソンの打ち上げの時は疲労感があり、あまり飲めなかったが、今回は肝臓も元気だった。
↑僕を誘ってくれたnikoand ...のディレクターの小林さん。
小林さんのこの言葉が印象的だった。
「2年前には1人で立川シティハーフマラソンを走り、完走後に1人で着替え寂しく帰りましたが、今日は70人近いメンバーで走れて打ち上げも出来て最高です!」
マラソンをやる前までは孤独な競技かと思っていたが、今回も走っている道中に「NUMERALS RUN TEAM」のチームメイトと遭遇し、声を掛け合え助けられた。
そして何より走り終えた後に、走った同志と色々と道中のことを語り合うのは楽しい。自身の21Kmにも紆余曲折があった通り、ランナーそれぞれにドラマがあるからだ。
コラム第10走目にしてようやくマラソンの楽しみが少しだけわかったような気がした。
ギア(シューズ)のことを書くことを忘れてましたが、忘れるほど足にフィットしてました。
第11走に続く