Yuki Kawabata談論的女子棒球的未來,以及在這一集中出現的“女孩般的樣子”。
日本の女子野球のトップを走り続け、女子プロ野球では数々のタイトルを獲得してきた川端友紀選手。 一方で野球選手である以前に1人の女性であることに変わりはない。オフの過ごし方について問うと、最近購入したものや女性らしいあるアイテムに強い関心を抱いていることを教えてくれた。
森 大樹
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2018/11/03
磯崎由加里投手と美容について情報交換。
屋外競技である野球は夏の炎天下の厳しい環境でもプレーをしなければならないわけだが、女性としては日焼けも気になるところ。川端選手も日焼けに関しては気を付けている方だと話す。
「私は結構日焼けに対しては気を使っている方だと思いますが、どうしても焼けちゃいますね。長袖焼けしちゃうのが嫌なので、たまには焼いて、境目をなだらかにすることもありますよ(笑)
日焼け止めは最初にクリームタイプのものを塗っておいて、プレー中になると土が手についていたり、そもそも気にする時間がなかったりするのでスプレーで済ませます。他のスポーツ選手がどういう風な対策をしているのかは結構気になりますね。
肌に関しての悩みは選手同士で情報交換したりもします。特に磯崎由加里選手(埼玉アストライア投手)が美容にすごく詳しくて、移動の車も一緒なのでよく話します。この前コルギ(韓国式のマッサージ)に行ってきたとか、髪についてもこの美容院のシャンプーがいいとかそういう話をしています。」
買い物大好きな川端選手が最近購入したあるもの
川端選手に最近のオフでの出来事を問うと少し大きな買い物をしたという。
「スーパーブレードというドクターエアが出している振動するマシーンを、毎日必ず乗るという誓いを立てて買いました(笑)私、そういうトレーニングとかストレッチとかの器具を結構買っちゃうんですよね。そのマシーンは乗っているだけで体幹が鍛えられて脂肪燃焼にも効くみたいです。
他にもいろいろなアイテムがあるのですが、使っていないとまでは言わないものの、なかなか全部は活用できていません…。 よくプチパーティーを私の家で開いたりするのですが、みんなうちに来たらそういう器具を使ったり、ゲームも結構あるのでそれで遊んでいます。私はみんなでやるゲームが好きで、何時間でもわいわいやっていますよ。」
直近のマイブームは今年穴を開けたピアス集め。買い物に行くと売り場を覗いてしまい、かわいいと思うとつい買ってしまうというのが何とも女性らしい。
野球女子の憧れの存在として。
今年で9年目を迎えた女子プロ野球。発足時に試合を見ていた小学生や中学生の子どもたちが女子プロ野球の入団テストに合格し、新人として入ってくるということも出てきている。
「新しく入ってきた若い選手から中学生の時、私と一緒に撮ってもらったという写真を見せられた時は鳥肌が立ちました。その時にすごく私に憧れて、ずっとプロを目指していましたと言われてとても嬉しかったですし、今一緒に野球をできているということは本当にすごいことだと思います。
同時にそういう場面に遭遇すると私ももっと頑張らないといけないなと身の引き締まる思いですね。」
ごく普通の野球少年がプロ野球選手に憧れ、やがてその夢を実現させるように、女の子にもプレーを続けられる環境を整えて、男の子と同じ様にプロ選手を目指せるようにしたい。将来的にそんな世界を作りたいという想いを持って選手を続けてきたが、それが少しずつ実現し始めている。
とはいえ川端選手も現役である以上、若い選手に簡単に負けるつもりもないだろう。将来有望な若手とベテラン選手が切磋琢磨することが女子プロ野球全体のレベルアップにも繋がっていくはずだ。
「アストライアでは4番を任されているので、バッティングで引っ張っていかなければならないと思っていますし、もちろん走塁でも守備でも人一倍貢献できるようにしていきたいです。その中で若い選手の相談に乗りながらアドバイスをして、チームがより良くなっていくようにしたいと思います。
自分の成績を残すこともそうだし、チームとして勝つために全体のレベルアップに貢献できるように意識しています。私から伝えられることがあるならどんどん伝えていきたいですし、それで活躍してもらえたら嬉しいですよね。若い頃は私も自分だけで精一杯でしたけど、今は周りを見ながらやるようにしています。」
女子野球が全国規模で浸透・発展してほしい
京都両洋高校の初優勝で幕を閉じた“夏の女子高校野球”、全国女子硬式野球選手権大会は今年で22回目を数え、日本各地から28チームが出場した。多くの白球女子たちが女子プロ野球選手を憧れの存在として、プレーを続けている。
女子プロ野球も今年は奄美大島や岩手、新潟などでゲームが組まれ、球団が存在する京都、愛知、埼玉以外の地域でも観戦する機会が多く作られた。
女子硬式野球部を創設する高校が増加し、トップレベルの選手たちのプレーを観る機会が増えていることから近年、女子野球を取り巻く状況は大きくよくなっていると言えるだろう。
女子のプレー環境が整っていない野球を一旦諦め、市立和歌山商業高校から塩野義製薬時代にソフトボールに転向した過去を持つ川端選手の頃からすれば、比べものにならないくらいまで女子のプレー環境が整ってきている。
「今は地方だと1年に1〜2回しか私たちの試合ができていませんが、年間を通して球場に足を運べるようになればより野球を続ける女の子が増えるきっかけになり、プロの価値も高まると思います。
だから将来的に球団が増えたらいいなと思いますが、それは私の力だけでは難しいので、皆さんの力も借りながら実現させていけたらいいですね」とこれからの女子野球の発展に向けた想いも打ち明けた川端選手。
女子プロ野球1期生として、女子野球の未来を切り開いてきた1人として、全国の女子野球プレーヤーにさらなる勇気と希望を与え続けていく。
【取材・写真=森 大樹】
前編=http://king-gear.com/articles/945
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