ミズノ「WAVE SHADOW2」ビギナークラスを打破したいランナーのためのランニングシューズ
ミズノWAVE RIDER22で走り込み、20kmであれば問題なく走ることができるようになった。そこでランのレベルを上げるために、シューズをWAVE SHADOW2に変更した。このWAVE SHADOW2とは、一体どのようなシューズなのか?WAVE RIDER22と同じく企画担当の齊藤健史氏に話をうかがい、実際に履いて走りこんでみた。
Hidemi Sakuma
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2018/10/29
美津濃公司
グローバルフットウエアプロダクト本部企画部
ランニングスポーツスタイル企画課
齊藤健史氏
-WAVE SHADOW2の特長について
齊藤:一般的なランニングシューズは、ドロップ(かかと部とつま先部の高低差)が10mmを基準に作られています。WAVE SHADOW2は8mmなので、ドロップが低いシューズとなります。因みにWAVE RIDER22は12mmのドロップであるため、高く設定されています。
低ドロップのシューズですと、走る際に自ら前へ進もうとする力が必要となります。WAVE SHADOW2で走ることによって、中足部のフォアフットで足を着く意識付けをすることができます。ミッドフット走法(中足部で着地しながら走る走法)を身に付けたい方にオススメしますし、1ランク上のレベルに押し上げたい方に最適なシューズであると思います。
――ミズノとテレビドラマ「陸王」の関係
齊藤:昨年大ヒットしたテレビドラマ「陸王」で、ミズノがランニングシューズの監修で携わりました。番組内でフォアフット走法(前足部で着地しながら走る走法)についてよく触れられ、ドロップが低いシューズがなぜ良いのかをミズノとして提示することができたと思います。お陰様でかなり認知されてきております。
――通気性が良く快適に
齊藤:つま先のガードパーツを極力薄くし、進化した一枚生地のスペーサーメッシュを採用しています。これは頑丈で通気性が良く、足の甲にフィットするように作られています。足を優しく保護をすることで、快適なランニングを可能にします。
――抜群のフィット感を演出
齊藤:裸足感覚でフィット感が抜群ですね。WAVE SHADOW1のミッドフットの部分は、ランバードのマークが大きくデザインされていました。WAVE SHADOW2では、中足骨に沿うような簡素化したデザインに変更しました。
かかとのドッグイヤーは、フラットだとかかとに当たって擦れてしまいます。かかとのフィット感と安定性を改善すれために少し丸くしました。これによりスピードを上げても、かかとがしっかりとフィットしながら走ることができます。
――理想のランニングフォームを習得
齊藤:足を着地した瞬間に、体が自然と前へ進むように反発性をコントロールし、安定性を保ちながら走ることができます。
- 未來前景
齊藤:WAVE RIDERがミズノの顔であることに対して、WAVE SHADOWをどのように展開して進化させていくべきかを考えています。
〜WAVE SHADOW2を履いて走ってみた〜
スピードを出して走りたいと思い、WAVE SHADOW2を履いて走り込んでみた。
筆者は足幅が広いため、ワイドタイプを選択。履いてみると、かかとから爪先まで、しっかりと包み込まれているのが分かる。
WAVE RIDERよりも4mmドロップが低いだけなのだが、ソールが平らな作りであるという印象だ。シューレースを結んで歩いてみると、軽快にステップを踏むことができる。
走ってみても、足取りがかなり良い。WAVE RIDERのように自然と前に倒れるような感覚はないが、軽快に走りやすく5kmを楽に走ることができた。
つま先がかなり守られている感じがして、力強く踏み込みながら前に進める。ミッドソールにプレート「ミズノウェーブ」が搭載されているせいか、足裏の突き上げ感もなく、快適に走ることができる。WAVE SHADOW2を履いた初日に、15km走を無事に終了することができた。
その後、20kmを何度も走り、あらゆるスピードトレーニングも行ってみた。とにかくテンポよく走り切ることができている。
ビギナーレベルを打破したいランナーにふさわしいシューズであると思う。 (了)
ミズノ「在AVE SHADOW2」
https://www.mizuno.jp/running/waveshadow2/
報導合作/美津濃公司
採訪照片/ Hidemi Sakuma
ミズノ「在AVE SHADOW2」
https://www.mizuno.jp/running/waveshadow2/
報導合作/美津濃公司
採訪照片/ Hidemi Sakuma