千葉ロッテマリーンズドラフト1位/【西川史礁(にしかわみしょう)】青山学院大学
青山学院大学の西川史礁外野手は、千葉ロッテマリーンズにドラフト1位で指名された。※イラスト/vaguely
輪廓
名前:西川史礁(にしかわ・みしょう)
ポジション:投手
投打:右投げ右打ち
出身:和歌山県
生年月日:2003年3月25日
身長/体重:182㎝/88kg
経歴:山野小ー丹生中(和歌山日高ボーイズ)ー龍谷大平安高ー青山学院大
選手としての特徴
強肩強打のパワーヒッターとして注目を集める大型外野手。182cmの恵まれた体格とパワーを兼ね備え、所属する青山学院大でも4番を務め、リーグ通算6本の本塁打を放っている。高校時代は長打が売りではなかったものの、大学に入り才能が開花。大学日本代表でも4番に座るなど、世代を代表する長距離ヒッターとして成長した。
長打力だけでなく、広角に打ち分ける技術も持ち合わせており、時にはチームバッティングに徹する姿も見られる。逆方向にも強い打撃を打てる逸材で、プロからの評価も高い。追い込まれてからのノーステップ打法で粘りを見せるのも特徴だ。
龍谷大平安高時代は遊撃手だったものの、青山学院大では主に外野手を務めている。フィールド上での存在感も大きく、チームの精神的支柱の役割も果たす。
球歴
和歌山県日高川町に生まれた西川は、山野小1年時に川辺ウィンスターズに所属し野球を始めた。日高川町立丹生中に進学すると、和歌山日高ボーイズでプレーする。
イラスト/vaguely
龍谷大平安高校時代の活躍
高校は、京都の名門・龍谷大平安高に進む。1年生の夏にチームは甲子園出場を果たすも、西川はベンチ外。しかし、2年生になると背番号16を獲得し、春のセンバツ甲子園メンバー入りを果たす。
初の甲子園ながら全3試合に遊撃手としてスタメン出場を果たし、1回戦・津田学園戦ではレフト戦に二塁打を放つなど勝利に貢献。続く2回戦の盛岡大付属戦でも2安打を放つなど、チームのベスト8進出に大きく尽力した。
2年生の夏の予選もレギュラーとして出場していたが、京都府大会ベスト4に終わり、最上級生の年になる。迎えた秋の京都府大会もベスト8と悔しい結果に終わった。
翌3年夏は、新型コロナウイルスの影響により全国高校野球選手権大会自体がなくなる異例の事態に。それでも、京都府が独自で行ったブロック大会で優勝を果たし、有終の美を飾る。
青山学院大学での活躍
西川が進路として選んだのは、東都大学野球リーグに所属する青山学院大学だった。大学1年生の秋からベンチ入りを果たし、試合にも出場。
3年生の春には、リーグ戦で4番レフトに座り、打率.364、3発10打点でMVP、ベストナインに輝いた。特に、開幕週の駒澤大戦では、2打席連続となる本塁打を記録し、才能の片りんを見せつけた。
4年生になった春のリーグからは外野の要である中堅の守備を任され、さらなる活躍を見せる。12試合に出場し、打率はチーム唯一の3割超えとなる.318を記録。本塁打こそ1本のみだったものの14安打を放ち、打点はチームトップタイの7打点を挙げた。
国際大会には、3年生の夏に日米野球、4年生の夏にはハーレム、プラハ大会に出場している。16試合に先発出場し、打率.343、1本塁打、10打点と好成績だった。
侍ジャパン日本代表にも選出され、欧州代表戦にも出場。7打数3安打1打点という数字を残し、大きな爪痕を残した。
出場成績
侍ジャパンの主な戦績・個人成績
2023年日米大学野球選手権大会:優勝/5試合(打率.316/打数19/安打6/本塁打0/打点0)
2024年第43回 プラハベースボールウィーク:優勝/4試合(打率.444/打数18/安打8/本塁打1/打点5)
2024年ハーレムベースボールウィーク:4位/7試合(打率.300/打数30/安打9/本塁打0/打点5)
龍谷大平安高校での成績
2018年夏の京都大会:冠軍
2018年夏の甲子園:3回戦
2018年秋の京都大会:3位
2018年秋の近畿大会:冠軍
2019年春の京都大会:3位
2019年春の甲子園:3回戦敗退
2019年夏の京都大会:準決勝敗退
2019年秋の京都大会:準々決勝敗退
2020年春の京都大会:中止
2020年夏の甲子園:中止
2020年夏の京都大会:Aブロック優勝
※記事内の情報は配信時点の情報です(2024年11月現在)