オリックス・バファローズドラフト3位/ 【山口廉王(やまぐちれお)】仙台育英高校
オリックス・バファローズは、ドラフト3位で仙台育英高校の山口廉王投手を指名した。※イラスト/vaguely
輪廓
名前:山口廉王(やまぐちれお)
ポジション:投手
投打:右投げ右打ち
出身:東京都
生年月日:2006年5月14日
身長/体重:193cm/97kg
経歴:野内ヤンキースー多賀城市立高崎中学校(宮城北部リトルシニア)ー仙台育英学園高等学校
選手としての特徴
193cmの恵まれた体格から左足を高く上げたフォームで投じられる力のあるボールを武器にしている投手だ。本格的に投手に転向してからはまだ約1年半ほどだが、MAX151kmの速球と縦と横のスライダー、そしてフォークやカーブといったボールを投げ、夏の高校野球予選ではその将来性に期待を寄せるNPBのスカウト陣がこぞって試合に押し寄せた。
球歴
東京都大田区出身の山口は、引っ越しの多かった幼少期を過ごし、小学校1年の時に軟式野球をスタートさせると、青森にある野内ヤンキースでのプレーを経て、宮城県で中学生活を送ることとなった。そして多賀城市立高崎中学校に入学した山口は宮城北部リトルシニアに所属し、投手と内野手を兼任しながら実力を伸ばしていった。
イラスト/vaguely
仙台育英高校での活躍
中学卒業後の2022年4月には、地元の強豪校・仙台育英高校に進学するも、入学間もないタイミングで右ヒジを手術するアクシデントに見舞われ、治癒した高校2年(2023年)の春からは本格的に投手に専念し、野球に取り組むことになった。2023年秋にはベンチ入りし、秋の宮城県大会では全5戦のうち2試合で先発を任されるも、6回1/3を投げて5失点と、結果は不甲斐ないものとなった。だが、山口が3年生で迎えた2024年の春以降は安定した成績を残すようになる。地区大会の初戦で当たった仙台商業との試合では、山口が6回1/3を無安打、8奪三振に抑えると、後続も抑えて継続でノーヒットノーランを達成。秋の県大会決勝では、仙台城南高校を相手に6回を被安打2、10奪三振の投球を見せてチームを優勝に導き、その後の東北大会ではチームのベスト8進出に貢献した。春季リーグは、全8戦のうち先発の3試合を含む6試合に登板。25回2/3を投げて被安打は12、37奪三振、防御率1.75の好成績を残した。
地区初戦・仙台商戦(ノーノー継投)で、6.1回ノーヒット、8K0封の好投を披露。その後、5/2に行われた北照との練試で最速1キロ更新の150km(7回3失点)を計測している。甲子園出場をかけた3年夏の県大会では、3回戦で東北高校を相手に2対0の完封勝ちを収めて高い実力を示すも、決勝で聖和高校に5対8で敗れて準優勝に終わり、夏の甲子園に出場することはできなかった。
出場成績
高校時代の成績
2024年春の宮城県大会(3試合 12回1/3 防御率0.73)
春の東北大会(2試合 3回1/3 防御率5.40)
選手権宮城大会(3試合 31回1/3 防御率2.229)
※記事内の情報は配信時点の情報です(2024年12月現在)