【AFCアジア最終予選おさらい】7万人越えアウェーでインドネシア代表に快勝!日本代表が圧巻の4ゴールでアジア最終予選前半戦をトップで折り返す
AFCアジア最終予選グループC第5節・日本VSインドネシアが、11月15日にインドネシアのグロラ・ブン・カルノ・スタジアムで行われた。グループCの日本代表は、前節ではオーストラリア代表と引き分けたが、ここまで3勝1分けで首位に立っている。対するホームのインドネシア代表は、7万人を超えるホームアドバンテージを活かし、アジア最終予選初勝利を狙う。配信サービス「DAZN」ではこの対戦のハイライトを配信している。※トップ画像出典/Getty Images
日本とインドネシア両チームのスタメンは?
日本代表のメンバーはGK鈴木彩艶。最終ラインに橋岡大樹、板倉滉、町田浩樹の3バック。中盤3列目ボランチは守田英正、遠藤航、右サイドに堂安律、左サイドが三苫薫。2列目を南野拓実と鎌田大地、そして前線に今予選初スタメンの小川航基が先発出場をした。対するホームのインドネシアは、GKマールテン・パエス。最終ラインはリズキー・リド、ジェイ・イツェス、ジャスティン・ハブナー。新たに代表招集されたケビン・ダイクスが右サイド、左サイドは主軸のカルビン・フェルドンク。中盤はネイサン・ジョー・アオン、トム・ハイェ。2列目がラグナー・オラットマングーン、ヤコブ・サユリ。前線にワントップのラファエル・ストライクというメンバーだ。
先制は日本!試合序盤の大ピンチをスーパーセーブで凌ぐ
日本代表は試合序盤、インドネシアに激しく体を寄せられてボールを奪われ、カウンターからの素早い攻撃に苦戦する。インドネシア代表は前半9分、鎌田のシュートをカットし、日本代表ディフェンスラインの背後へ長いボールを送る。これに反応したオラットマングーンが抜け出すと、そのままペナルティエリア中央に侵入。GK鈴木との1対1の場面を作るが、好セーブで得点を許さず守り切った。
このビッグプレーから、徐々に日本代表が試合の主導権を握り始める。17分には堂安からのクロスを小川が頭で合わせるも、相手ゴールを割ることはできず。さらに23分にも、短いパスをつないで堂安が右足で振り抜くが、不運にもキーパー正面。シュートチャンスはあるものの、なかなかゴールを奪えない時間帯が続いた。
前半を2点のリードで折り返し、さらに追加点を狙う日本代表
後半開始早々、49分には守田が相手ゴールキーパーの縦パスをカット。ペナルティーエリア右側から右足を振り抜き、ボールはゴール左下へ吸い込まれ、3点目をマーク。得点が欲しいインドネシア代表は、53分にコーナーキックを獲得。キッカーのジョーアオンが左足でクロスを上げると、小川が頭でクリア。こぼれたボールをフェルドンクが左足でシュートを放つも、得点できない。一方、3点のリードがある日本代表も攻撃の手を緩めない。58分にはコーナーキックから、三苫が右足で強烈なシュートを放つが、ゴールポスト上へ。そして69分には、途中交代したばかりの菅原と伊東のパス交換から、菅原がドリブルでペナルティーエリア右へ抜け出す。角度のない位置から右足を振り抜き、豪快にネットを揺らす。これでダメ押しの4点目が入った。72分にはインドネシア代表が決定機を作るもゴールすることはできず、得点を奪えないまま試合終了。試合結果は4-0で日本代表が快勝した。
試合序盤、インドネシア代表最大のチャンスを鈴木がしっかり止めて、立ち上がりを無失点で凌いだことがチームに勢いをつけた。7万人を超えるインドネシアサポーターが詰めかけた完全アウェーでも、試合の流れを渡さなかったことが、勝利につながったのだろう。さらに、今予選初出場でゴールをあげた菅原は、途中交代直後のパスという選択肢もあった中で、ここまで出場機会に恵まれなかった悔しさが原動力となり、自ら点を取りにいくという強い気持ちのこもった良いシュートとなった。日本代表の過酷なメンバー争いからも、目が離せない。
この試合でインドネシア代表に勝利した日本代表は、5試合を終え4勝1分け、勝ち点を13に伸ばし、2位オーストラリアとの差を7ポイントに広げて、1位で前半戦を折り返した。
「AFCアジア最終予選ハイライト インドネシア vs 日本 グループC第5節」by DAZN
配信日:2024年11月15日(金)~
※記事内の情報は放送当時の内容を元に編集して配信しています