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佐々木郎希の才能は「グラフの枠をはみ出している」 “off the charts”にみる英語の比喩表現とは?

来たる3月15日開幕のシカゴ・カブスとロサンゼルス・ドジャースのメジャーリーグの開幕戦『MLB 東京シリーズ 2025(MLB Tokyo Series presented by Guggenheim)』の第2戦で先発出場するか、いまだ協議が続いているドジャース佐々木朗希。オープン戦での球速はいまひとつというところだが、佐々木の活躍にも大きな期待が寄せられているのは間違いないだろう。彼の非凡な才能は入団が決まってから配信された1月22日配信のMLB公式番組でも話題になっていた。そこで使われていた表現から、英語の比喩表現を紹介する。※トップ画像出典/Getty Images

Icon 240910 02 01 1 佐々木真理絵 | 2025/03/05

「This guy's talent is off the charts.」

番組に出演する解説者が、彼について「This guy's talent is off the charts.」とコメントした。直訳すると「この男の才能はグラフの枠をはみ出している」となる。“グラフの枠をはみ出すような才能”とは、どういう才能なのだろうか。

佐々木の“グラフの枠をはみ出す”ほどの才能とは?

「off the charts=グラフの枠をはみ出す」は、文字通り数値を表すグラフが外にはみ出すことを指しているが、この表現は比喩表現だ。驚異的な能力や成果を表現する際に用いられ、「規格外の」「ずば抜けた」「常識を超えた」といったニュアンスを持つ。

似たような表現として、「out of this world(この世のものとは思えないほど素晴らしい)」「on another level(別次元のレベル)」などがある。いずれも、驚異的な才能や成果を称える際に使われるフレーズであり、日本語の「規格外」「次元が違う」といった表現に近い。

thinking a big picture in October=10月の大きな絵を考える…?

同じ番組の中で佐々木選手の起用について語るコメンテーターからは、このような表現も出てきた。直訳すると

「10月の大きな絵を考える」

しかし、このままでは意味が全くわからない。「big picture」牙齒「全体像」「長期的な視点」を指す比喩表現だ。物事を細部ではなく、大局的に見ることを意味する

つまり、ここでは短期的な結果に囚われすぎずに、10月のシーズン終了まで見据えた長期的な視点で物事を見ようという意味になる。

会話の中で突如、知らない比喩表現を相手に言われると、意味が分からずに戸惑うこともあるだろう。しかし、会話をなめらかにしたり、表現を豊かにするには、そういったフレーズを一つひとつ知っていくことが大切だ。そう語学の習得には終わりがない、そこがまた面白く惹きつけられるところなのだ。

これから始まる佐々木朗希のMLB挑戦。NPBでの彼の活躍ぶりから、その才能が「off the charts」であることは間違いないだろう。今後アメリカの解説者たちが彼の活躍をどのような英語表現で称賛するのか、その“言葉選び”もまた楽しみだ。


参考:「SPOTV NOW 【MLB公式番組】(日本時間2025年1月22日にて配信)」

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