元・日本代表が注目するW杯アジア最終予選メンバーとは?
FIFAワールドカップ26アジア最終予選日本代表。中国、インドネシアとの連戦に向けた招集メンバーについて、ファンの間では話題で持ちきりだった。そんな招集メンバーについて「ABEMAスポーツタイム」#61より、特に注目すべきメンバーや今後の招集メンバー候補について紹介。※トップ画像出典/Getty Images
ライン突破の駆け引きを得意とする古橋選手の起用に注目
サッカー元・日本代表の坪井慶介が、招集メンバーの中から注目選手について解説した。
今回の選考における“違い”を問われ、上田綺世選手の離脱と、1年ぶりの日本代表復帰となる古橋亨梧選手のメンバー入りを挙げた。「最後のライン突破の駆け引きは、古橋選手はめちゃくちゃうまい」と大絶賛。上田選手とは異なる古橋選手の持ち味がうまく活かされることに今後も期待だ。
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さらに、招集外となったメンバーにも話が及び、ドイツ・シュトゥットガルト所属のチェイス・アンリ選手についても触れた。まだ若いながらも今期すでに12試合に出場。レギュラーを掴みつつあることや、ブンデスリーガとチャンピオンズリーグの過密日程をこなしている状況、海外でのリーグにもっと慣れていく段階にあることを踏まえ、あえてメンバー入りを見送った可能性があると推測した。
ウエストランドの井口浩之は、「ポスト遠藤航問題」を提起。遠藤選手を欠いたオーストラリア戦で引き分けたことに触れながら、代わりとなる選手の必要性を訴えた。
坪井も「(特定の選手が)いるいないでチームがガラッと変わってしまっては、戦っていく上でダメ」と賛同。自身がドイツW杯で経験した当時のチームメイト中田英寿の絶対的存在感を明かしながら、若手がベテランを押しのけていくサイクルが大事だと付け加えた。
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井口が遠藤選手の後任候補として挙げたのは、ドイツ・マインツでプレーする佐野海舟選手。「地元が一緒で、岡山県津山市とめちゃくちゃ田舎なんですよ。そんな田舎からこんな(海外で活躍する)選手が出てくるんだ…というのがすごい嬉しかった」と同郷ならではの思いを前置きし、「ボールを奪う力も高いですし、これは期待できるんじゃないかなと思う」と候補に挙げた理由を語った。
坪井も「世界屈指のFWにあれだけ足を絡めて(ボールを)取れる能力はすごい」と高く評価。J2時代のFC町田ゼルビアに佐野選手が所属していた頃、寄せの距離や絡んでボールを奪い取っていく姿を見て「遠藤航みたい」と衝撃を受けたことも明かした。
『ABEMAスポーツタイム』#61
配信日:2024年11月10日(日)22:00~ 毎週日曜日配信
内容: スポーツ界をにぎわせている話題から最新情報まで、番組ならでは視点で取り上げる"スポーツ"が一層面白くなる番組。
※記事内の情報は放送当時の内容を元に編集して配信しています