欧州の地で奇跡の残留に導いた豊川雄太(KASオイペン)インタビュー「Vol.3 セネガル代表の22番はチームメイト」
ベルギー1部リーグ最終節。大量得点で勝利しない限り2部リーグに降格するという絶体絶命な状況。0-0の同点で試合時間が残り33分となった段階から豊川選手が出場。ここから3得点1アシストと映画になりそうな物凄い活躍をし、チームを1部残留に導いた。Vol.3では日本代表が戦うセネガル代表のチームメイトであるワゲ選手の特徴などを聞いた。
小池菊池
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2018/06/23
從這裡開始
ーーベルギーには1月に来たばかりですもんね。
豐川 残り8試合という時に加入して時間が無い中で結果を出さないといけなかったので、はじめは大変でした。
ーーチームが出来上がってるとこにいきなり行くのは大変でしたね。ちなみに言葉は出来るんですか?
豐川全く出来ないです(笑)
ーーなんかベルギーに来て思うのはフランス語を話す人が多いじゃないですか。チーム内は英語なんですか?
豐川 ほぼフランス語ですね。ミーティングもフランス語ですし。マケレレ監督がフランス語というのもあると思いますが。
ーー通訳もいないですよね?
豐川 いないです。そこに頼っちゃうと自分で喋らなくてもいいなって感覚になっちゃうので。どうでもいいことでも喋ってコミュニケーションをとりながら覚えるようにしてます。
ーーでも全く言葉がわからない中での練習は苦労したんじゃないですか?同じサッカーといえども練習にルールがある場合もあるじゃないですか。
豐川 そうなんですよ。たまにややこしいトレーニングがあってそれが難しいです。見て覚えるしかないですけど。とりあえず何タッチのルールかを確認しますね。
ーー数字のところですね。
豐川 数字の3までは覚えました(笑)アン、ドゥ、トワと。トワタッチと言われたらスリータッチ以内のルールだなと。
ーーなるほど。選手達もフランス語ですよね。
豐川 優しい選手達なんです。無名な日本人が入ってきても凄い迎え入れてくれましたし、気を使って飯にも連れて行ってくれました。そういう人達の為にも残留出来て良かったなと思います。
ーーグラウンドの外で仲良くなればグラウンドでも良いコミュニケーションは取り易いですもんね。
豐川 そこは大事だと思います。まずはチームに溶けこむということを意識してました。
ーーチームメイトでは誰と仲が良いですか?
豐川 セネガル人の選手と飯行ったりこの辺(オイペン市内)をまわったりしましたよ。優しいチームメイト達です。言葉はフランス語ですが。。
ーーフランス語は難しいですよね?
豐川 発音が難しいですよね!
ーー濁る感じの発音が難しいですよね。
豐川 その発音は日本人にはなかなか難しいじゃないですか!日本語にはないですもんね。
ーーどんなところがこの数ヶ月で成長出来ましたか?
豐川 よりサッカーを考えるようになりました。俺はFWですけど、相手のプレスやコンタクトが厳しいので自分が活きる為にどうすべきかという事は考えるようになりましたし、よく相手を見るようになりました。
相手を見て判断出来る様になってきたかなと思います。
ーー具体的には?
豐川 相手がこっちに来ているから逆をとるとか、オフザボールの面で勝負してます。ちょっとした成長は感じています。
ーー工夫しないでボールを受けに行ったら激しく当たられますもんね。
豐川 監督からも「クレバーにもうちょっと考えてやるといいよ」というアドバイスをもらいましたし。
相手が食いついてきたら背後を狙うとか、相手を誘っておいて裏を取るとか、オフザボールの動きを試していて凄く楽しいです。上手くいかないこともありますが。
ーー激しく当たってくる相手ディフェンスをかいくぐる為の工夫でもありますね。
豐川 激しさはやはりありますね。ラインを整えたり規律や戦術は日本の方がしっかりしています。
ーー日本人にはベルギーリーグはあっている?
豐川 来て3ヶ月くらいだから何とも言えないですけどね。いったらフィジカルリーグに近いかもしれません。
チーム内の上手い選手でいったらルイスガルシアとかスペイン系の選手ですかね。アフリカ系の選手がなんせ多いので、身体能力勝負になるとこもあるんですよ。それに勝てる技術や武器が必要になると思います。
ーーフィジカルで優っている相手にどうやって裏を取るとかですね。
豐川 ずっと左サイドをやってましたが、シントトロイデン戦で初めてワントップの位置に入りました。その前はツートップの一角に入りました。
FWをやり始めて凄く面白いです。自分がベルギーでワントップをやるとは思ってはなかったから、凄く楽しいです。
ーーFWではどういうプレーを意識している?
豐川 とりあえず裏を狙い、裏を警戒された時には足元で受けるようにしています。第一目標は裏にしていて、そうすると相手ディフェンスは結構下がってきます。ちょこちょこ動いて裏を狙われるのは相手からしたら嫌だと思うんです。
ーーこれだけ色々な国の選手と毎日勝負していると、日本代表に選ばれても国際試合は慣れてる状況ですよね?
豐川 もっとレベルは上がるとは思いますが、それはあるかもしれないですね。激しい当たりとかには慣れてるかもしれないですね。
ーーワールドカップで日本はセネガルとやるじゃないですか?
豐川 セネガル代表の選手がチームメイトにいますよ。ワゲ(ムッサ・ワゲ)っていうサイドバックの選手がこの前選ばれていました。
※ワゲ選手は6月20日に行われたポーランド代表との試合に右サイドバックの先発としてフル出場。背番号は22番。
ーー身体能力含めて良い選手ですか?
豐川 若い選手で背は低いですが、速いしガンガン走れます。
照片:Kikuchi Kohei
ーーベルギーには1月に来たばかりですもんね。
豐川 残り8試合という時に加入して時間が無い中で結果を出さないといけなかったので、はじめは大変でした。
ーーチームが出来上がってるとこにいきなり行くのは大変でしたね。ちなみに言葉は出来るんですか?
豐川全く出来ないです(笑)
ーーなんかベルギーに来て思うのはフランス語を話す人が多いじゃないですか。チーム内は英語なんですか?
豐川 ほぼフランス語ですね。ミーティングもフランス語ですし。マケレレ監督がフランス語というのもあると思いますが。
ーー通訳もいないですよね?
豐川 いないです。そこに頼っちゃうと自分で喋らなくてもいいなって感覚になっちゃうので。どうでもいいことでも喋ってコミュニケーションをとりながら覚えるようにしてます。
ーーでも全く言葉がわからない中での練習は苦労したんじゃないですか?同じサッカーといえども練習にルールがある場合もあるじゃないですか。
豐川 そうなんですよ。たまにややこしいトレーニングがあってそれが難しいです。見て覚えるしかないですけど。とりあえず何タッチのルールかを確認しますね。
ーー数字のところですね。
豐川 数字の3までは覚えました(笑)アン、ドゥ、トワと。トワタッチと言われたらスリータッチ以内のルールだなと。
ーーなるほど。選手達もフランス語ですよね。
豐川 優しい選手達なんです。無名な日本人が入ってきても凄い迎え入れてくれましたし、気を使って飯にも連れて行ってくれました。そういう人達の為にも残留出来て良かったなと思います。
ーーグラウンドの外で仲良くなればグラウンドでも良いコミュニケーションは取り易いですもんね。
豐川 そこは大事だと思います。まずはチームに溶けこむということを意識してました。
ーーチームメイトでは誰と仲が良いですか?
豐川 セネガル人の選手と飯行ったりこの辺(オイペン市内)をまわったりしましたよ。優しいチームメイト達です。言葉はフランス語ですが。。
ーーフランス語は難しいですよね?
豐川 発音が難しいですよね!
ーー濁る感じの発音が難しいですよね。
豐川 その発音は日本人にはなかなか難しいじゃないですか!日本語にはないですもんね。
ーーどんなところがこの数ヶ月で成長出来ましたか?
豐川 よりサッカーを考えるようになりました。俺はFWですけど、相手のプレスやコンタクトが厳しいので自分が活きる為にどうすべきかという事は考えるようになりましたし、よく相手を見るようになりました。
相手を見て判断出来る様になってきたかなと思います。
ーー具体的には?
豐川 相手がこっちに来ているから逆をとるとか、オフザボールの面で勝負してます。ちょっとした成長は感じています。
ーー工夫しないでボールを受けに行ったら激しく当たられますもんね。
豐川 監督からも「クレバーにもうちょっと考えてやるといいよ」というアドバイスをもらいましたし。
相手が食いついてきたら背後を狙うとか、相手を誘っておいて裏を取るとか、オフザボールの動きを試していて凄く楽しいです。上手くいかないこともありますが。
ーー激しく当たってくる相手ディフェンスをかいくぐる為の工夫でもありますね。
豐川 激しさはやはりありますね。ラインを整えたり規律や戦術は日本の方がしっかりしています。
ーー日本人にはベルギーリーグはあっている?
豐川 来て3ヶ月くらいだから何とも言えないですけどね。いったらフィジカルリーグに近いかもしれません。
チーム内の上手い選手でいったらルイスガルシアとかスペイン系の選手ですかね。アフリカ系の選手がなんせ多いので、身体能力勝負になるとこもあるんですよ。それに勝てる技術や武器が必要になると思います。
ーーフィジカルで優っている相手にどうやって裏を取るとかですね。
豐川 ずっと左サイドをやってましたが、シントトロイデン戦で初めてワントップの位置に入りました。その前はツートップの一角に入りました。
FWをやり始めて凄く面白いです。自分がベルギーでワントップをやるとは思ってはなかったから、凄く楽しいです。
ーーFWではどういうプレーを意識している?
豐川 とりあえず裏を狙い、裏を警戒された時には足元で受けるようにしています。第一目標は裏にしていて、そうすると相手ディフェンスは結構下がってきます。ちょこちょこ動いて裏を狙われるのは相手からしたら嫌だと思うんです。
ーーこれだけ色々な国の選手と毎日勝負していると、日本代表に選ばれても国際試合は慣れてる状況ですよね?
豐川 もっとレベルは上がるとは思いますが、それはあるかもしれないですね。激しい当たりとかには慣れてるかもしれないですね。
ーーワールドカップで日本はセネガルとやるじゃないですか?
豐川 セネガル代表の選手がチームメイトにいますよ。ワゲ(ムッサ・ワゲ)っていうサイドバックの選手がこの前選ばれていました。
※ワゲ選手は6月20日に行われたポーランド代表との試合に右サイドバックの先発としてフル出場。背番号は22番。
ーー身体能力含めて良い選手ですか?
豐川 若い選手で背は低いですが、速いしガンガン走れます。
↑オイペンでは背番号15番を付けているワゲ選手
ーーワゲ選手の長所と短所を教えてください。
豐川縦への推進力とスピードですね!足元もうまいです!
短所はなんだろうな~。分からんすね(笑)結構マークに食いつくのでそれが短所なのかもしれません。
ーー日本代表のディフェンダーはどの様にして守れば良いと思いますか?恐らく左サイドバックの長友選手がマッチアップしそうですが。
豐川 しっかり間合いを詰めて自由にさせないことですかね。
Vol.4に続く 照片:Kikuchi Kohei