Tsukasa Umezaki採訪者vol.4漫步於足球生活“隨著2011年日本東部大地震,思維方式發生了變化。 “
今季、10年間在籍した浦和レッズを離れ、湘南ベルマーレへと完全移籍をしたMF梅崎司に愛用するスパイクについて聞いてみると、そこには彼の壮絶な生い立ちと、サッカーでのし上がって来た強固なメンタリティー、そして熱い情熱と謙虚な心が浮かび上がって来た。梅崎司の衝撃的な半生を綴った話題作『15歳サッカーで生きると誓った日』の著者 安藤隆人がインタビュアーになり、その本音に迫った。vol.4ではスパイクを大切に扱うことは、『初心に戻ること』であり、話はそこから彼のプロサッカー選手としての信念、人間としての信念にまで及んだ―。
Takuto Ando
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2018/01/30
從vol.1這裡
從這裡開始
從第3卷這裡
プロ生活が10年を越えるベテラン選手となった梅崎にとって、スパイクに語りかける時間は、自分のこれまで歩んで来た道の中で数多くして来た覚悟と決意を再認識するかけがえのない時間であった。
サッカーを始めた頃の希望に満ちあふれた自分、家庭環境の苦しさを忘れるために無我夢中でサッカーに打ち込んだ自分、家族を支えるためにプロになることが『絶対条件』として自分を追い込みながら努力した自分。
そして、念願のプロになった自分…。 人生のセクションごとの気持ちをよみがえらせ、新たな活力にして行く。彼のルーティーンは重要なものであった。
さらに話はそこから彼のプロサッカー選手としての信念、人間としての信念にまで及んだ―。
―プロとして数多くの経験を積んで来た梅崎選手にとって、今でも大きなメンタルコントロールというか、自分を奮い立たせる重要な習慣になっているんですね。
梅崎:よく『初心忘れるべからず』と言うじゃないですか。僕にとってスパイクを大切にすることは、その『初心』なんです。
試合前に磨いたりしているときに、サッカーを始めたばかりの頃の記憶や、これまでの歩みを思い出したり、自分の原点が見えて来ると言うか…。凄く初心に戻れるんです。
だからこそ、今年でプロ生活13年になりますが、スパイクが提供されたり、この恵まれた環境を『当たり前のこと』と思いたくないんです。いくつになっても当たり前と思わずに、『物は大切に』という言葉を大事にして、特に自分の身体の一部でもあるスパイクを大事にして行きたいです。
―スパイクへの感謝の心、周りへの感謝の心。やっぱり梅崎選手のような魂がこもったプレーは、そうした『心』から生まれてくるんですね。
梅崎:周りがどう見てくれるかは分かりませんが、僕はその気持ちは常に抱くようにしています。やっぱりこの気持ちは僕にとって原点ですね。
―本当にこれはサッカー選手として、一人の人間として、物凄く重要な意識だと思います。今のサッカーをやっている小学生、中学生、高校生、大学生。それだけに留まらず、プロの若手選手も梅崎選手の言葉を聞いてもらいたいです。
梅崎:やっぱり少しでもサッカーがうまかったり、周りがチヤホヤしてくれたら、人間はちょっといい気分になると思います。それは人間だから仕方ないと思います。
でも、やっぱり周りへの感謝や物への感謝を忘れてしまったら、良いパフォーマンスは出来なくなります。僕も怪我が続いたときに、ちょっとそういう時期がありました。
自分を見失いかけていましたが、2011年の東日本大震災を機に考え方は変わりました。
もっと自分の置かれた状況に感謝をしないといけないと思いました。頭では分かっていましたが、それが本当に甘かったと痛感しました。
そこに気が付くことが出来たことは、自分の中で大きな転換機でした。実際にそのシーズン以降は手応えのあるシーズンを過ごすことが出来ました。
―当然、人間ですからそういった経験は誰しもあると思います。重要なのはそれが甘かったと気付いて、自らを正せるかどうか。律することが出来るかどうかだと思います。
梅崎:『当たり前のこと』って本当にないと思うんです。誰かが自分のためにしてくれるからだと思うし、何より自分が一生懸命頑張っていることが大事だと思います。そうじゃないと周りも『この人のため』と思ってくれませんから。大事なのは常に自分が考えて行動することだと思います。
サッカー選手であれば、どうやったら上手くなるのか、どうやったら試合にもっと出られるのか、選手としてどうあるべきかを凄く考えること。僕はずっとそれを考えている。
その中で僕は怪我をしたことで、いろんな人が自分の復帰を待っていてくれることに気が付いたんです。僕の復帰を待ってくれて、僕のがむしゃらなプレーを待ってくれている人がいることを知って、「このままじゃダメだ」と…。
どこか丸くなってしまっていた自分に気付いて、「丸くなってしまってはダメだ」と強く思った。そこでもサッカーに対しての考え方が大きく変わった。人はいくつになっても気付くことが多いと思います。
vol.5に続く。 http://king-gear.com/articles/668
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プロ生活が10年を越えるベテラン選手となった梅崎にとって、スパイクに語りかける時間は、自分のこれまで歩んで来た道の中で数多くして来た覚悟と決意を再認識するかけがえのない時間であった。
サッカーを始めた頃の希望に満ちあふれた自分、家庭環境の苦しさを忘れるために無我夢中でサッカーに打ち込んだ自分、家族を支えるためにプロになることが『絶対条件』として自分を追い込みながら努力した自分。
そして、念願のプロになった自分…。 人生のセクションごとの気持ちをよみがえらせ、新たな活力にして行く。彼のルーティーンは重要なものであった。
さらに話はそこから彼のプロサッカー選手としての信念、人間としての信念にまで及んだ―。
―プロとして数多くの経験を積んで来た梅崎選手にとって、今でも大きなメンタルコントロールというか、自分を奮い立たせる重要な習慣になっているんですね。
梅崎:よく『初心忘れるべからず』と言うじゃないですか。僕にとってスパイクを大切にすることは、その『初心』なんです。
試合前に磨いたりしているときに、サッカーを始めたばかりの頃の記憶や、これまでの歩みを思い出したり、自分の原点が見えて来ると言うか…。凄く初心に戻れるんです。
だからこそ、今年でプロ生活13年になりますが、スパイクが提供されたり、この恵まれた環境を『当たり前のこと』と思いたくないんです。いくつになっても当たり前と思わずに、『物は大切に』という言葉を大事にして、特に自分の身体の一部でもあるスパイクを大事にして行きたいです。
―スパイクへの感謝の心、周りへの感謝の心。やっぱり梅崎選手のような魂がこもったプレーは、そうした『心』から生まれてくるんですね。
梅崎:周りがどう見てくれるかは分かりませんが、僕はその気持ちは常に抱くようにしています。やっぱりこの気持ちは僕にとって原点ですね。
―本当にこれはサッカー選手として、一人の人間として、物凄く重要な意識だと思います。今のサッカーをやっている小学生、中学生、高校生、大学生。それだけに留まらず、プロの若手選手も梅崎選手の言葉を聞いてもらいたいです。
梅崎:やっぱり少しでもサッカーがうまかったり、周りがチヤホヤしてくれたら、人間はちょっといい気分になると思います。それは人間だから仕方ないと思います。
でも、やっぱり周りへの感謝や物への感謝を忘れてしまったら、良いパフォーマンスは出来なくなります。僕も怪我が続いたときに、ちょっとそういう時期がありました。
自分を見失いかけていましたが、2011年の東日本大震災を機に考え方は変わりました。
もっと自分の置かれた状況に感謝をしないといけないと思いました。頭では分かっていましたが、それが本当に甘かったと痛感しました。
そこに気が付くことが出来たことは、自分の中で大きな転換機でした。実際にそのシーズン以降は手応えのあるシーズンを過ごすことが出来ました。
―当然、人間ですからそういった経験は誰しもあると思います。重要なのはそれが甘かったと気付いて、自らを正せるかどうか。律することが出来るかどうかだと思います。
梅崎:『当たり前のこと』って本当にないと思うんです。誰かが自分のためにしてくれるからだと思うし、何より自分が一生懸命頑張っていることが大事だと思います。そうじゃないと周りも『この人のため』と思ってくれませんから。大事なのは常に自分が考えて行動することだと思います。
サッカー選手であれば、どうやったら上手くなるのか、どうやったら試合にもっと出られるのか、選手としてどうあるべきかを凄く考えること。僕はずっとそれを考えている。
その中で僕は怪我をしたことで、いろんな人が自分の復帰を待っていてくれることに気が付いたんです。僕の復帰を待ってくれて、僕のがむしゃらなプレーを待ってくれている人がいることを知って、「このままじゃダメだ」と…。
どこか丸くなってしまっていた自分に気付いて、「丸くなってしまってはダメだ」と強く思った。そこでもサッカーに対しての考え方が大きく変わった。人はいくつになっても気付くことが多いと思います。
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